「媚びない人生」(ジョン・キム著)を読了。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授のジョン・キム先生が、ゼミ生の卒業へのはなむけとして毎年語っているキムゼミ最終講義『贈る言葉』をまとめた本です。


人生の豊かさとは自分らしく生きていくことであり、それを実現する為には本当の意味での強さを手に入れる必要がある。では本当の強さとは何か?それを手に入れる為にはどのように考えどのように行動すべきなのか?要約するとそんなことが書かれている書籍です。


少し前に本屋で見つけました。表紙の雰囲気と本の題名が気になりぱらぱらと立ち読み。その時に見つけた「強さを身につけることで初めて得られるものがある。実は優しさもそうである」という一文に魅かれこの本を購入しました。


250ページ、付箋紙を貼りながらじっくりと読みましたが約2日で読了!とても素晴らしい本です。本来は大学を卒業し社会に旅立つ若者へ向けたメッセージではありますが、我々の世代(40代)が読んでも、多くの気づきが得られる内容であると思います。自然と過去の自分を振り返りながら読んでしまいます。自分の行動や判断を著書に書かれていることにてらしあわせた場合、それは正しかったのだろうか?それとも間違っていたのだろうか?そんな事を考えながらこの週末を過ごしました。


繰り返しになりますが素晴らしい著書だと思います。本著書の本来のターゲットである20代の方はもちろん、新しく何かに挑戦しようと考えている方などにもとてもお勧めの1冊です。ボクは会社の若いメンバーに勧めてみようと思っています。




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海猿 BRAVE HEARTSを観てきました。(@ホークスタウンモールユナイテッド・シネマ) 今回のステージは羽田沖飛行機事故、ジャンボジェット機の海上着水です。海上保安部特殊救難隊の所属となった仙崎・吉岡がいつものごとく大活躍します。あまり書くとネタバレになるので控えますが、海猿はやはりおもしろい!全作見ています。毎度毎度の展開で新鮮さは全くと言っていいほどありませんが、それでもおもしろい!水戸黄門的なおもしろさ?なのかな?(笑) 信頼・団結・勇気・愛・友情・挑戦 海猿から思い浮かぶ言葉を並べてみました。THE 日本人的なノリに終始涙・涙の映画でした(笑)


前作のサブタイトルは「LAST MESSAGE」でした。これで海猿シリーズは終わりなのかな?と思っていたら今回の「BRAVE HEART」の製作が....少し調べてみたのですが、「LAST MESSAGE」の続編を望む署名や嘆願書などもあったようですね。海猿人気が確立されていることを改めて感じました。今度こそ終わりなのかな?次回作も期待したいですよね!



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きんぴかを読了。浅田次郎著、第一巻「三人の悪党」、第二巻「血まみれのマリア」、第三巻「真夜中の喝采」の3冊で物語が構成されています。


主人公は三人の悪党です(笑)

ヤクザ映画さながらのカチコミをかけ懲役13年の刑から出所したピスケンこと坂口健太、自衛隊屈指の鋭兵でありながらも国を想い自衛隊を想うあまりに奇怪な行動をとり自衛隊を除隊となった軍曹こと大河原勲、東大出身大蔵省官僚を経て国会議員の秘書となり末は宰相と嘱望されながらも収賄の罪をきせられすべてを失った広橋秀彦、この三人が出会う事から物語は始まります。


世間一般の常識では悪党と呼ばれるこの三人ですが、実は純粋で正直もので義理人情に厚く本当に魅力的な人物なのです。そんな彼らが、知ってか知らずか世の中にはびこる本当の悪に立ち向かい次々に成敗していく!「きんぴか」はそんな痛快娯楽系小説です。とにかく笑えます。多少お下品です(笑)漫画のような感覚で読めます。声をだして笑ってしまうので読む場所注意です(笑)今、何も考えたくない!って時がありましたらこの本を読む事をお勧めします(笑)




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