お客さんの要求する目的は満たすべきだが、要求する手段を満たす必要は無い | 教育の舞台ウラ

教育の舞台ウラ

現在、教育関係にたずさわっています。
その中で子どもたちや親と話して感じたことや、
アドバイスして成功した事例を書いていきたいと思います。

ワールドカップ、日本対オランダ戦を見ました。
素人目にも、オランダと日本のシュートのスピード、破壊力の違いが明白でした。
結果は惜しくも負けてしまいましたが、よくがんばったと思います。
次回、デンマークに引き分け以上ならば、決勝進出ですね。ワクワクします。

ところで今日は、表題の話。

ある日、家の収納BOXの高さが低いので、
下にワイヤーシェルフなんかを置いて、ちょっと高さを上げたいと思いました。

そこで、ホームセンターに。
ただ、その収納の底面は、縦20cm、横40cmくらいなんです。
残念ながら、ホームセンターにはワイヤーシェルフの縦は25cm以上しかありませんでした。

そこで、私は店員さんに聞きました。
私「縦25cm以下のワイヤーシェルフってありませんかね?」
店員さん「すいません。ありません。」
私「そうですか・・・」

とぼとぼと帰ろうとすると、植木用の木の台がありました。これがちょうど、縦20cm、横40cm。
おお、これで代用できるじゃないか!
というわけで、これを買って帰りました。


私自身の目的はなんだったか?
それは、収納BOXの高さをちょっと上げたかった。

私自身が考えた手段はなんだったか?
ワイヤーシェルフを使うこと


目的を達成するために必要な手段、ワイヤーシェルフしか考えつきませんでした。
でも、選択肢はそれだけじゃなかったんですね。


これは、私の現場でもよくあるケースで、保護者の方から要望がくるんです。
例えば、
「宿題をもっと出して下さい!」とか言うふうに。

私がホームセンターで定員さんに目的を言わなかったように、保護者の方もたいがい目的を言われません。手段のみを言ってこられます。


そしてこちらも、目的を聞かずについ、
「わかりました」とか、「それはできかねます」
と言ってしまいます。


そうではなく、相手が手段を言ってきたときに大事なのは、
「どうされましたか?」という風に、相手の目的を聞いてあげることです。

そして、目的を達成する手段として、相手が言っていることが妥当なのか。
プロの視点から判断して、必要ならば選択肢も提案してあげないといけません。


お客さんの要求する手段を満たす必要はなありません。
お客さんの目的をしっかり聞き取り、その目的を達成するために最も効果的な手段を提示してあげて、問題を解決する。
それが、顧客満足の基本となる考え方なのではないかと思います。




この話に興味を持たれた方は・・・。
ディズニー7つの法則―奇跡の成功を生み出した「感動」の企業理念/トム コネラン

¥1,470
Amazon.co.jp
リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間/高野 登

¥1,575
Amazon.co.jp
どちらも、顧客満足と言えばココ!という企業の秘密を書いています。
ディズニーランド、リッツ・カールトンホテルに一歩入った時、日常から切り離される感覚がありますね。私も、これくらい人を感動させられるようなしくみを作りたいです。