自分を失う・・・・・不安 | ときめきの更年期☆ からだのしくみ&ココロとの繋がり

ときめきの更年期☆ からだのしくみ&ココロとの繋がり

なんとなく不安なイメージの更年期。
上手に心地よく年齢を重ねていきたいものです。
まずは、自分のからだのしくみを知る。
そして、何を選び、どう行動していくかで大きく変わってきます。
心地よく楽~に生きるための
コツやヒントをお伝えします。

こんばんわ、薬剤師の真水純子です。


40歳からのココロとカラダの改善計画

みなさんは、自分が好きですか?それとも嫌いですか?

もっとこうなりたい、ここを変えたいと

思っている方も多いのではないでしょうか?


「自分探し」って言葉がよく巷に溢れていましたが


本当に

自分がわからなくなる

自分がなくなる

こんな状況になったらどうしますか?


今日薬局にいらした患者さんから


一部記憶がないので、

治療のために通院していることをお話ししてくれました。


痴呆が始まっているってこと???

ちょっと記憶力が落ちているのかな?

なんて思って聞いていました。


「この名前も本当の名前じゃないんだ」

「倒れて、氣が付いたら自分のことが一切わからなくなっていたんだ」


今までどこに住んでいたのか、何をしてきたのか

もちろん子どもの時の記憶もない。


道路とかは、誰よりもわかっているのですが

自分に関する記憶がすっぽり抜け落ちているのです。


ドラマみたいなことが、目の前の患者さんに起きているのです。


「え!!!!!」

としか、声がでませんでした。


なんと声をかけたらいいものか、

言葉がみつかりませんでした・・・・・・・



今の自分というのは、過去の経験や思考によって出来ています。

その部分がすっぽり抜けおちているということは

どういうことなのでしょう?


自分がない

自分の存在がない


とっても不安だと思います。



患者さんが自ら話してくれなかったら

その方に、そんなことが起きていることなんて、

私は一生氣がつかなかったでしょう。



あなたの周りの人達だって、言わないだけで

本当はいろんな問題を抱えているのかも知れません。

辛いのは自分だけじゃないかもしれません。


苦手だなって思う人だって

本当は、こころに抱えているものがある。

そう思えれば

こころのキズをいたわってあげられるように

優しい氣持ちで接することが出来るかもしれません。



私たち薬剤師は、そんな患者さんに対して

少しでも氣持ちが軽くなるお手伝いがしたいです。