6日午後にも「環水平アーク」が出現 | 天下泰平

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※虹が水平に見える環水平アーク(6日午後1時半ごろ、和歌山県白浜町日置の日置大橋から撮影)

一直線に虹の光 「環水平アーク」
 和歌山県紀南地方で6日午後1時半ごろ、薄雲がかかった南西の空に水平に帯状に伸びる虹のような光が現れた。日高川町和佐のかわべ天文公園によると「環水平アーク」と呼ばれる現象という。

 同公園によると、太陽光が大気中の氷の粒で屈折して見える。太陽の高度が高く、上空5~15キロに薄雲がある時など条件が重なった時に現れる。春や秋にできやすいという。

 6日は田辺市や白浜町、すさみ町などで見られた。4日午後1時ごろにも現れた。(転載終了)

 4日に全国各地で出現した「環水平アーク」。翌日5日に伊豆大島沖の地震が発生したように、これは地震の前兆現象ともいわれていますが、昨日6日にも和歌山や四国の徳島、秋田などの東北地方でも再度目撃されています。

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また、太陽では昨日にMクラスの中規模フレアが発生し、今日もMクラスのフレアが発生しており、4月に比べて5月上旬から太陽のフレア活動も少しずつ活発化していますが、今日の午後あたりから、やたら眠気と軽い頭痛の反応が出ているので、そろそろ連日の小中規模の太陽フレアの磁気が地球に到達し始めたのかもしれません。

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※太陽の東側(画像左側)から大型の黒点が複数顔を出し始めた

太陽のフレア活動は、太陽の黒点で発生するので、太陽の黒点数や黒点サイズによってフレアの活発度合いも変わってくるのですが、現在太陽の東側より新しくて大きな黒点郡「2055」「2056」が出現しており、この黒点が今後どのような活動をするのかが注目されています。

これだけ大きな黒点群だと、激しく活動した場合には、地球にもかなり大きな影響を与えるほどの太陽フレアが頻繁に発生する可能性がありますが、大きさだけで活動が控えめな黒点群もあるので、とりあえずちゃんと顔を出してからでないと何とも予想はつきません。

ただ、地震の前兆としては有名な自然現象の「環水平アーク」が昨日にも全国の広い地域で目撃されておりますので、ここ数日は中規模地震に少し警戒が必要かと思います。基本的なトリガー日としては、明日を乗り越えたら15日の満月まではありません。

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※八ヶ岳上空を飛び交うケムトレイル(6日撮影)

また6日は「環水平アーク」だけでなく、再び「ケムトレイル」が八ヶ岳上空をたくさん飛び交っていました。

これもまた、どこまで本当に地震活動に影響を与えているのかわかりませんが、タイミング的にまったく無関係とも言いきれませんので、ここ数日の間は、少し地震活動にご注意下さいませ。

最終的に大規模な地震でなく中規模の地震であったとしても、地震の前兆現象として自然のものや人工的なものを様々把握しておくことは大切だと思いますので、引き続き研究メモの意味も含めて何か異変を見つけましたらご報告させて頂けたらと思います。