「声」で動く車いす | よねちゃんのつれづれ便り

「声」で動く車いす

つい最近、新しい車いすが届いてやっと少し慣れてきた。

そしてやっと床から車いすに乗る練習が始まった。少なくとも20年以上も今のやり方で車いすに乗ってきた。それを初めて見た人は「よく出来るね」と驚かれる。

使える筋力はすべて使う。主に腕力だ。

ところが、昨年秋、右腕の筋肉が1本切れた。主治医は「1本でも大丈夫」とおっしゃるが、うつぶせの状態から四つんばいの姿勢になる時や、車いすに乗る時、後ろ向きの姿勢から前向きに身体を回転させる時、切れた場所が強く痛み、うまく出来ない。いかにその場所が要の場所だったことに気づかされる。

数日前、「声で車いすが操作出来るようにならないだろうか」という話になった。

声で携帯電話が操作が出来る時代だ。たとえば、自動車メーカーなどと共同開発出来ないだろうか。

たとえ、手が不自由で思い通りに車いすが動かせなくなっても、声が出せるなら、不可能が可能になる。それだけ「声が出せる」って大切なこと。

ひょっとしたら、福祉機器展示会などに出展されているかもしれないが。

使える機能は精いっぱい活かす。それが自分の信念で、希望にもつながると思っているから。

たとえ、それが一筋の光であったとしても。