おばんでした
連休明けの今日は、検診にお仕事、さらに写真撮影あり…と、予定が盛りだくさんでした!
ちなみに、明日もお仕事です
それでは、今夜もお送りします。
【in the Dark】第66話です。
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#66 再会
両親の離婚以来、父に会うのは約8年ぶり。
別に何も期待することもなく、ただ妹に連れられるまま、父の住む狭い家を訪れました。
すると、玄関からいきなり飛び出してきたのは、真っ黒な猫。
それから、黒と白のブチ柄の猫。
その後ろから、父の再婚相手のMさん。
そして、肝心の父は…なんと!
まさかの白いランニングとパンツ姿で、トイレから出てきました(笑)
もうね、力抜けたよね、ありえなさすぎて。
何年かぶりの再会なのに、お迎えモード、全くなし。
その後、Mさんが用意してくれたおやつをいただきながら、久々にまともに話をした父と私。
Mさんがニコニコと自然に話に加わっていた様子を見て、少なくとも、父には母よりも、この人のほうが合ってるなあ…と感じました。
離婚の報告のほかは、特にたいした話をしたわけでもありませんでしたが、なんせ数年ぶりに娘に会うのに、全く気負いも何もない父の姿に、こっちも多少身構えていたのがバカバカしく思えてきました。
まあ、何にせよ、元気ならよかった。
そう思い、やけに人懐っこい猫たちをナデナデしつつ、小一時間ほどで父の家を後にしました。
帰りの車の中で、妹がぽつりと一言。
『ああ見えても、心配してたんだ』と。
生来、楽天的でおちゃらけた父のことですから、あからさまに娘の行く末を案じるような素振りは見せたくなかったのかもしれません。
でも私は、特になんも考えてなかったと思うけどね、あのひと。
さて、この数日後、私は、もうひとりの親である母にも会いに行くことになります。
そこでまた、大変なことが起こったのです。
~第67話につづく~