昼間に参加したお料理教室が楽しくて、できたメニューも美味しくて、しあわせな1日でした。
おからバンザイ週末、早速やります!
さて、今夜も【in the Dark】第36話となります。
多分、50記事では終わらないかな、このペースだと…
直前の記事はこちら
『これ…はい』
羽田空港のお土産屋さんが並ぶ一角で、ダーから唐突に手渡された、ちいさな包み。
でも、それは、明らかにお土産屋さんの包みではない。
東京で数ヶ月に及ぶ研修生活を送っていたダーに、久々に会いに行った帰りのこと。
なぜか、飛行機の中ではその包みを開けられず、家に帰ってから封を切り、驚きました。
…中身は、ダイヤのついた指輪でした。
(マジか…マジなのか?)
あれほど嫌だった母との二人暮らしが、この指輪をつけることで、終わるとしたら…?
もちろん、ダーも私が母と暮らしていることは知っていましたし、具体的にいつ籍を入れるかなんて話も、全くしていないけど。
母は…どうする?
まさか、新婚なのにいきなり同居?
うわー、絶対イヤだわ、無理だわ。
いや、でも実際、どうしようかな?
もしアパート探すなら、保証人くらいにはならなきゃダメか?
てか、アパートの家賃も、少しは出してあげなきゃいけないかな?
ダーからのプロポーズを受けるべきか、ダーが自分にとって一生を共にすべき相手なのか。
実は、このとき、そのあたりを熟考していませんでした。
なぜなら、まずは逃げたかったから。
母との二人暮らしから。
だから、母のことばかり考えていて。
とりあえず結婚しちゃえば、ダーと二人で楽しく毎日を過ごせそうな気がしました。
もちろん、ダーに対する細かい不満はありましたが、そこに多少目をつぶってでも、母とは離れたかった。
考えれば考えるほど、そのタイミングは今でしょ!としか結論づけられなかったんです。
それに、ダーは、私にはピンとこないところで怒るけど、私のことを大切にしてくれる人だろうとは思うし。
ただ…ひとつ、引っかかることが。
この時点では、遠くに住むダーのご家族に、まだちゃんとお会いしたことがありませんでした。
私…
ダーの家族に、受け入れてもらえるのか?
てか、実際、どんな人たちなんだろう?