久々の妊婦健診で、やっとマタニティヨガやピラティスのレッスン参加許可が出ました(※前回うっかり聞き忘れました)
あまり太りたくないし、前回のお産よりも短い時間で産みたいし、そろそろちゃんと運動もやっとかないとね。
無理なく積み重ねます
それでは、今夜もこちら。
【in the Dark】第14話をどうぞ。
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#14 雨のち晴れ
何のために、私は生まれてきたのか?
彼氏に『もう飽きた』と言われてフラれたその夜に、母からも容赦ない言葉で追い打ちをかけられるという、それまでの人生で間違いなく最悪の日。
ほとんど眠れずに、泣き腫らした目で朝を迎え、なるべく母と顔を合わせないよう、急いで学校へ向かいました。
私の顔を見て心配した友達数人に、彼と別れたことだけサラッと報告し、あとは普段どおりにたわいもない話をして、笑って過ごしました。
ただ、学校が終わっても、家には帰りたくなくてね…
まぁ、そうは言っても他に行くあてもないので、仕方なく帰るんですが、特に母とは、必要最低限の会話しかしなくなりました。
何もかも投げ出したい。
この家に生まれてきたこと、今まで通ってきた道、彼との思い出も全部。
そう思いながら、一応、毎日学校には通いましたが、帰宅後はすぐ部屋に閉じこもると、いろんなことを思い出しては泣いていました。
涙はあとからあとから溢れ、枯れることもなく流れ続けました。
そんな日々が、何日くらいたったのか…
いつものように泣いていたある夜、ラジカセから聴こえてきた曲のフレーズが、私の気持ちを不意に立ち直らせてくれたのです。
もういいや もういいや
疲れ果てちまった
そう言って そう言って
ここまで来たじゃないか
(♪Mr.Children/雨のち晴れ)
これ、聴いた瞬間に
《そうだ…私、何とかやってきたじゃん》
そう思いました。
死にたくなるほどつらいこと、今までたくさんあった。
でも、死ななかったよね?
まだ、私、生きてるよね?
私、世界中の誰にも愛されてないし、きっと誰も私が死んだって悲しまないと思うけど、何とかまだ生きてる。
なら…
もう少し、生きていてもいいんじゃない?
どうせなら、今までの人生はもうなかったことにして、生まれ変わる勢いで、やりたいようにやりたいこと、やっちゃえばいいんじゃない?
私、苦しんだ分、取り返してもいいよね?
〜第15話につづく〜