治験(pd-1抗体による免疫療法)の経過 | あしたの空色

 4月からスタートしたpd-1抗体による免疫療法の治験は 順調に経過しています。
先日 2クール目終了後のCT検査の結果は 外腸骨傍のリンパ節も 
その他の腹膜播種片も半分位の大きさに縮小していました

今まで 1)タキソール+カルボプラチン 2)イリノテカン+タキソテール
 3)ドキシル 4)ジェムザール 5)ハイカムチン と様々な抗がん剤を投与して来ましたが
少なくない副作用の代償として得られた「効果」を考えると 今回の治験薬は 
(私の場合)副作用と呼べそうなものはほとんどないばかりか 
少しずつでも腫瘍縮小の効果も出ており 予想以上の結果を出しています。

腫瘍マーカー(CA125)が少しずつ上昇しているのが気になるところですが
まだ基準値内ではあるし 腫瘍内科のDrからは問題ないと聞いています。

この治験は第二相試験で 卵巣がんでは初めての試みだそうです。
参加条件が結構厳しいらしく まだ参加している患者数も少ないし 
治験が中止になった患者さんもおられるので まだまだこれからという感じです。

治療をやり尽くして初めて「治験」に辿り着く患者さんが多いのではないかと思います。
でも 治験の条件に合わなかったり すでに身体がボロボロになっていて
 治験の効果を見る前にリタイヤしてしまう患者さんも少なくないでしょう。

治験も含め どのタイミングでどんな治療を選択するか 本当に難しいですよね。
みんな不安をいっぱい抱えながら 必死の想いで良い治療法を探しています。
でも その治療が自分に合うかどうかは やってみないと分からないのです。

本当にもどかしいです。

この治験薬の効果が認められて いつか標準的な治療の選択肢になることを祈りつつ
私は 少しでも長く治験を継続出来るよう 体調を整えて頑張りたいと思います。