Château Ducluzeau 2002 Listrac-Médoc
シャトー・デュクリュゾー2002を開けました。リストラック・メドックのクリュ・ブルジョワです。
色合いは濃く、ガーネットがほんの少し入ったルビー色。
ブルーベリー、プルーン、カシス。シナモン、ナツメグ、クローブなどのスパイス。若干のピーマンっぽさ(フランが入っている?)。ヴァニラ、ロースト香、チョコレート。焼いた肉。様々な香りを楽しめます。
悪くはないのですが・・・、何となく真ん中が抜け落ちているような感じです。酸の低さも理由なのかもしれませんが、一本筋が通っていないように感じられます。ちょっとボヤケた印象。
エネルギーがやや不足、品格も不足気味。それから余韻も短い。
良いブルゴーニュを飲んだ後では、こういう自己主張の弱いボルドーは今一つに感じてしまいます。
決して悪いワインではないのですが、最近見方が厳しくなってしまったのか・・・。
ブルジョワ級になったのは1932年。畑は砂利質で、リストラック村を見下ろす高台にあるとのこと。メルロ主体とのことです。
トマトと磯小鉢(わかめ入りこんにゃく素麺)
さっぱりしていて美味しいですが、およそ赤ワインと合わせるつもりのないお皿。案の定、マリアージュを感じ取ることはできません。
お好み焼き
いつもはお好み焼きとブルゴーニュなのですが、実は両者の相性は必ずしも良くはありません。恐らく、酸が合わないことと、かつお節と青のりがワインとケンカすることがあるからだと思います。そう言う意味では、鰻とサンテミリオンが合うように、たれの甘さに注目した合わせ方もあると思います。
という訳で、今回のリストラック・メドックとの相性ですが、実際は可もなく不可もなく(マリアージュ点5.5/10)。残念ながら。ワインの味わいにもっと芯とか、キレがあったら、改善したのかもしれません。
飲んだ日:2010.9.1
入手日:2010.8.20
購入店:エノテカ広尾本店
輸入者:エノテカ
購入価格:\2,499
アルコール度数:13%
私達のお好み度: B (最高A++、最低C)