わたしを祭りに連れてって | 今日はいいことがあった

今日はいいことがあった

フツーの(ちょっとぷくぷく体型の)人の、平凡な日々の記録です。
モットーはマイペースです。

我が子の初めての体験、こだわりたくなること、ありませんか?

私はなんだかんだと気にしてしまう、気になってしまうタイプです。
 
昨年の夏のある日。
買い物から帰ってポストを見たら郵便物が届いていました。
開けてみたら赤ちゃん用の手作りの浴衣が入っていました。
素敵なお心遣いに感謝しやければいけないはずですが、
正直そんな気持ちにはなれませんでした。
初めての手作りの服は自分で作ってあげたかったのにな。
授業で1着縫った経験しかないし
かなりの不器用で得意なほうでもないけれど
浴衣なら自分で縫えるし近所に大きな手芸用品店があるから
そこで可愛い生地を買って一針一針チクチクして…
作ってあげたかったのにな。
もちろんまだ夜中の授乳はあっても裁縫に気を回す余裕はなく、
そして届いた浴衣はとても可愛く美しくできていて
子供に着せたらそれがまたとてもよく似合って…。
それだけに寂しい気持ちも大きく膨らみました。
来年の浴衣は自分で縫いたいな…。
まだまだ大変かもしれないけど…。
 
というわけで1年後の今年。
授乳はなくなったものの隣に親がいなければ朝まで熟睡などできず、
寝かせて二時間もすれば泣きながら起きて走り寄ってきて
その寝かしつけにまた30分、という、
正直あまり楽になっていない今年。
それでもやるんだと縫いました!浴衣!
夫婦で選んだ布を3歳か4歳まで着られそうな
ちょっと大きめサイズに、なんとか。
 
 
 
しるしをつけて裁断する、ただそれだけのことに2日もかかり、
布端の始末にうんざりし、
隔週で通う病院での治療の痛みに体力を吸われ、
案の定起きて泣く子に苦戦しながら、
なんとか完成したのが昨日の0時過ぎ。
夫が行きたがっていた昨日の七夕祭りにギリギリで間に合いました。
子が寝たら夜の家事を終わらせて、
そこから睡眠と休息を削っての作業は想像していたよりキツく、
特に締め切りが迫ってきてからの数日間は
精神的にだいぶ危険なところまで追い詰められました。
ともすると子供を害しかねないようなめちゃくちゃな状況になってまで
手作りして得る自己満足に意味があるのか考えて落ち込んだり、
ものすごく頑張ったのに細かいところの出来はやはりあまり良くなくて
昨年贈られたものに比べると正直だいぶお粗末で、
いずれ本人に嫌がられるかもとか
それ以前にそんな変なものを着せるのかと叱られる夢を見たり…
…酷い有様でしたが。
 
着せてみたら思いの外似合いました。
誰も教えていないのに浴衣を着せたら子がしずしずと歩いてみせて、
その動作の可愛らしさにほっこりしました。
夫に抱っこされてブラブラした祭りは子にもとても面白かったようで
終始はしゃいだ声をあげていました。
私はというと、昨夜は久々に熟睡できました、報われた思いで。
やればできる、努力は報われる、そういったプラスの評価を
自分に下してやれたのはとてもとても久しぶりです。
 
だからね、調子に乗ってスタジオアリスに持ち込みしようかなって
考えているなう。
(*≧∀≦*)