日曜日、娘たちのピアノのコンクールがあったんだけどね。
朝から天気が荒れてて、もう「台風」みたいな暴風雨
夕方には雪になるという。
これは暴風雪で立ち往生の危機だなと、
車で行くのをあきらめ、電車でGO
その時点で行きの電車も遅れ気味だったんだけど
で、サクッとピアノが終わって帰ろうとしたら
更に天候が悪化してて
乗ろうと思った17時台の電車が運休
次のも運休
都会と違って、1時間に1本か2本しかないからね。
で、1時間後に電車が出るというので
ちょっと時間をつぶし、念のため30分早くホームに行ったら
もうかなり並んでたのよね。
吹きっさらしのホームに並んで間もなく
10分後くらいに、車庫から電車がホームに入る、とアナウンス。
「ああ、電車の中に入って待てる~」と一安心
なにせ、娘たちはピアノだったのでピラピラのスカート姿。
ところが待てど暮らせど、予定の時間に電車は来ず
そこへ
「今、乗務員が車庫に向かいました」のアナウンス
「今からかい」とかるくツッコミ
その後も
「ただいま、乗務員が整備しております~」
・・・的な、言い訳っぽいアナウンスが数回
おいおい、1時間も前にその電車を動かすことに決まってたんだよね
更に
「今乗務員が努力してます」
おいおいおいおい、その電車どんな状態
ここで、吹きっさらしのホームで凍えながら待つ人々の頭の中では
八甲田山並みの猛吹雪の中、
隊列を組んで、必死で雪かきをしながら車庫にたどり着き
凍りついた電車のドアををヤカンのお湯で必死で溶かし
やっと電車に乗り込んだが、
中は外と変わらないくらい凍てついていて・・・
そんな決死隊みたいな乗務員さんの姿を想像していたに違いない
(あくまでも、私の想像)
そして、発車予定時刻を数分過ぎてから
「今、車庫を発車しました」
・・・のアナウンスに「おお~」と安堵の声。
続けて
「あと5分ほどでホームに着きます」のアナウンスには
「対応が遅い」 とか 「どうなってんだJR
」
・・・みたいに怒ってる人はいなくて
なぜだか どっ! っと笑い声が起きたんだよね
やっとかい、みたいな。
それぞれみんな、言いたい事や文句はあったんだろうけど
きっと必死に整備してくれた乗務員さんたちの姿を想像し
「この天気じゃしょうがないよね~」
「電車が来るだけでもありがたい」
・・・みたいな気持ちだったんだろうな。
岩手ケンミン、おおらかだな~。