すげーな、ラウル。
「すげーな、ラウル」と改めて思わされた記事がMARCA紙に。
ラウルはGelsenkirchenの絶対的アイドルである。
これは決して建て前のための意を込めるものではない。
彼らのホームスタジアムに来れば、その事実は一目瞭然となる。
Veltins Arenaに入り、一分で目につくのはシャルケの
オフィシャルショップ。
青の集団を敬愛するサポーターにとって、元マドリーのラウルこそが
最も大きな愛情の注ぎ先であるという。
そこで出会ったのが、ユニフォームへの選手名とナンバープリントを
担当する従業員。
「俺が任される仕事の90%はラウルだよ。
あとはフンテラールを除けば、ほとんど注文数は一緒。」
ブンデスリーガのロゴとラウルの名前が入った
レプリカユニフォームは93ユーロ。
これが毎週店内で200枚、通信販売でさらに500枚販売されている
というから驚きだ。
これらの売り上げに関わるマーケティング情報は正式には
公表されていないが、ラウルのユニフォームの売り上げ枚数は、
過去に在籍した歴代のどの選手よりも大きなものであるのは間違いない。
ユニフォームの他、Tシャツや関連商品に関しても
同様のことが言えるだろう。
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いやはや。思えば、マドリーを追い出され、
【限界説】まで飛び交った男が、
不死鳥のように羽ばたいておりますな。
今シーズンでシャルケにおける2年目を迎え、
実は契約満了を迎えるラウル。
一部報道では、マドリーへの返り咲きとの予想も沸き立っているものの、
こうした”熱狂”を引き起こしている張本人を
シャルケが簡単に手放すことはないでしょう。
紙面によると、シャルケとラウルの契約延長の調整は
既に始まっており、3月中を目途に、
新たな契約締結を目指しているようですが、
クラブ側は好条件を盛り込んだ一年契約を希望する一方で、
ラウルは2年契約を望んでいるというから
経営難に苦しむシャルケとの合意には
時間がかかるかもしれませんね。
スペインにもどっても結局は冷遇が待っているだけ。
個人的には、ドイツで完全燃焼するラウルを見守りたいものです。