東野圭吾さんの『容疑者Xの献身』
読了いたしました。
未読の方はネタバレにご注意ください
5年ぶりの再読です
https://ameblo.jp/puccini-verdi/entry-12540955436.html
こちらの作品は、原作に忠実な映画も大好きなのですが
原作は、やはりもっと複雑で深いです
石神の嫉妬心も、原作ではリアルに丁寧に描かれていますね
人を愛せば当然生まれてくる正直な感情ですし
聖人君子のごとく天才数学者の人間的な部分に、ちょっとホッとしたりします
嫉妬心も持ちつつも、一切の見返りを求めず
こんなにも深く人を愛することが出来た石神は、幸せだったのかな。
人を深く愛することを知らなければ、殺人を犯すこともなかったのですが。
出来れば、靖子さん&美里さんは救われて欲しかったけど•••
石神の献身を知りながら、自分たちだけ幸せになることは出来なかった気持ちは凄くわかります。
平気で自分たちだけ幸せを掴める女性なら、石神は惚れなかった気がする。。
何の罪もないのに犠牲になった『技師』さんは可哀想ですし、この件に関しては絶対許されないことだと毎回思います。
富樫のように“殺されても文句は言えないクズ男”ではないんですから。
技師さんの犠牲がなければ、湯川も靖子さん&美里さんを救う(石神の献身を無駄にしない)方向で動いたのかもしれないなぁと
個人的に、勝手に想像しています
殺人を犯すことは駄目ですが
“本当に人を愛する”とはどういうことなのか
を、教えてくれる作品だなといつも感じます
なんだかんだ全てうまくいっています
ありがとう愛してます
強運HIROKO☆