(前回の関連記事は「目的意識」です。)
どれだけ変わったの?
劇団 「前回の記事は、文化的伝統によって世界各地の神秘行に
違いが出るという話でしたね。」
↓
著者はどうしてかなと必死になって考え、最後に文化的伝統ということに
ハタと考えがいったのである。
チャクラというものはインドの宗教上のシンボルでマンダラ(内宇宙)や
インドの聖なる花・蓮にたとえられる。
またチャクラのクラという数は、聖なる数なのである。
一方、(仙道の)金丹は、内丹、外丹をとわず、昔から仙人と結びつけられた
仙道のシンボルで、そのもとは、現実の物質的丹をつくる外丹法からきている。
CS 「ハイ、そうです。」
劇団 「CSさんはそこからさらに、
民族が長い時間をかけて創り出した伝統文化の背景には、その風土や
歴史に根ざした集合意識の欲求があり、それがヨガや仙道などそれぞれの
神秘行固有の目的意識を生み出した。
と話していましたね。」
CS 「大まかに解説しますと、
①民族が集合意識レベルで持つ欲求がある
(例)インド→現世(カルマ)からの離脱
中国→現世物質的欲望の追求
②その欲求がその民族に伝わる神秘行の目的意識となる
(例)ヨガ→肉体を捨てて解脱を目指す
中国→不死なる物質的肉体の獲得
③目的意識によって具体的な行法が作られていく。
(例)ヨガ→クンダリニー覚醒によりバイブレーションを高め肉体を非物質化
チャクラを開発し高次のアストラル界へ移行
仙道→先天の気の覚醒・煉丹により不死なる肉体(陽神)を形成
④この具体的な行法を構成する具体的ルール・行法が設定である。
(例)瞑想時に目の前の空間に出現する光の利用法
ヨガ→チャクラとして拡大していき、高次のアストラル界へ移行する
ための入り口とする。
仙道→丹光としてエネルギーを集中・物質化し煉丹・陽神へと強化する。
といった感じでしょうか。」
劇団 「なるほど、確かにこうして見ると根本にある欲求の差によって
行体系が全て違ってしまうという事がよくわかります。」
CS 「根本にある欲求は根本思想とも言い換えられるのでしょうが、
神秘行を実践していてそこまで考える人はほとんどいません。」
「たまたま手にした本に書かれていた行法や、気功教室の先生が
教えてくれる内容を何となく実践しているわけです。」
劇団 「根本思想を考えない事が問題なんですか?」
CS 「神秘行修行者のレベルがある程度上がってくると
必ずその問題にぶつかります。」
「気功で言えば、最低でもクンダリニーが本格的に活性化して
深部小周天が開いた以上のレベルです。」
「ただ、そこまで到達する人は気功修行者全体の中でも1%以下でしょうから、
大多数の人にとっては問題にならないとも言えます。」
「気功の元師匠もそのあたりの問題については何となく気づいていた
節があるのですが。」
劇団 「じゃあ、今回の記事はその説明なんですね。」
CS 「いえ、違います。」
劇団 「えっ?」
CS 「前回の記事で元師匠の文章を載せたのですが、コメントや受講者の反応を
見ていて、何か誤解を生んでいる気がしたので補足説明したいと思いました。」
劇団 「元師匠の文章って↓ですよね。」
ちょっと気まづい別れ方をし、トンと梨のツブテだった女性から
1年ぶりに便りがありました。
週に1、2度電話を掛け合うぐらい親しい間柄でしたが、何をヘソを曲げたんだか、
2度続けて電話に出ないことがありました。
それ以前に会う約束をしてたんですが、急遽キャンセルの手紙を送りましたよ
わたくし。
内容は「(お前がそういう態度なら)もう2度とお目にかかることはないでしょう」
というもの。
その手紙が届いた日の夜9時30分。
テレビのお笑い番組見てたんですが、突然涙が流れ、胸が痛くなりました。
経験で分かるんですよね。
その女性が泣いてるってことが…。
わたくしたいへんたいへん反省しました。
あくまでも本人の申告によれば、その女性はいかなるかたちにしろ、男性と
付き合った経験がない。
いわばわたくしは初めての男友達。
その初めての男に拒絶され、深く傷ついたに相違ありません。
そのままでは、彼女の男性観にも影響を及ぼす。
そう思いましたもんで、1カ月後のクリスマスにはプレゼントを贈り、その後も
3カ月に一度の割合で手紙を出したりしました。
ヨリを戻そうという下心からでなく、彼女に自信を取り戻してほしかったもんでね。
女性は友人、恋人であると同時に娘でもある。
それがわたくしのスタンス。
付き合いをやめたからといって、幸せを願う気持に変わりはありません。
その結果が、「私をもっとよく知ってほしいという思いと、知られたくないという思いが
ないまぜになって…。
(中略)また、お手紙書かせてください」という書簡。
過去に行き違いからヘソを曲げられたケースはいくらもありますが、
関係修復が失敗した例はありません。
今回は1年ですが、他のケースもおよそ8~10カ月かかってる。
誠意は通じるもんです。
余談ながらそうした相手との再会では、だいたいにおいて、満艦飾とも呼べる
最大級のオシャレをし、顔面も前より厚い塗装を施してやって来るのがオモロイ。
少しでもマシに見せようという女心なんでしょう。
いじらしいやね。
それはともかく、壊れた関係も修復は可能。
ただしテクニックの如何でなく、真実、相手の幸せを願っていれば―。
それでも、「私にはあの人しかいない」なんて思い込みで復縁を望むのは
感心しません。
それこそ自縄自縛以外の何物でもなく、世界はそんなに狭いものではありません。
可能性は無限にある。
また、再三申し上げてるように、自分のレベルが上がれば三輪車ではもの足りず、
マウンテンバイクがほしくなる。
失礼ながら、あんまり子供じみた規準で異性を選ぶと一生後悔するハメに陥ります。
A社を解雇されたらB社で頑張るべき。
いつまでも死んだ子の年を数えるのは、どう考えても建設的ではありません。
たまには恋愛について語らないとね。
劇団 「これのどこが誤解を生じるのでしょうか?」
CS 「具体的には、
過去に行き違いからヘソを曲げられたケースはいくらもありますが、
関係修復が失敗した例はありません。
今回は1年ですが、他のケースもおよそ8~10カ月かかってる。
誠意は通じるもんです。
それはともかく、壊れた関係も修復は可能。
ただしテクニックの如何でなく、真実、相手の幸せを願っていれば―。
恋愛魔法という変化球を投げるためには、それなりの基礎体力が必要。
基礎体力は言わずと知れた小周天訓練。
気功訓練によって寒さに強くなったということは、気を採り入れる機能…
正確にはエネルギーを受け取ったり、送ったりする能力…が働き始めた証し。
そうなると、人と関われば関わるほどエネルギー循環が活発になり、
相手も自分も元気になるんです。
恋愛魔法の威力も最大限に発揮される。
の箇所です。」
「これを読むと、
誠意を持って、真実、相手の幸せを願っていれば
壊れた関係も修復は可能。
加えて気功訓練で小周天をマスターして恋愛魔法を使えば
どんな難しいケースでも100%復縁できる!
別れた彼女とも必ずよりを戻せる!!
みたいな印象を受ける人がいると思います。」
劇団 「誠意と気功と恋愛魔法でどんなケースでも復縁できるんですよね?」
CS 「劇団さん、
そんなわけないじゃないですか?
世の中そんな甘いものじゃないです!」
劇団 「はっきり言いきりましたね。(笑)」
CS 「元師匠は八方美人でやたらと調子がいい性格だったから、
書いている内容も大甘なんです。」
「わたしは逆に、
楽な方に流れようとした時点で負け。
と考えています。」
「元師匠の記事を読んで、気功や術にすがって楽な方に流れようと
する人が出るとマズイので補足説明しておきます。」
劇団 「でも、復縁ってそんなに難しいものなんでしょうか。」
CS 「女性が男に愛想尽かして別れた場合はほぼ100%無理です。」
「これが復縁以前に、何度も告って振られ続けてそもそも付き合っても
いないケースではさらに100倍難しくなります。」
「わたしは復縁を望んでいる男性と話をする事がありますが、
彼等は全く見当外れな思考をしているんです。」
劇団 「何が見当外れなんですか?」
CS 「復縁を望んでいる男性は判を押したように
どうしたら彼女に会えるんですかね?
どうしたら彼女に会えるんですかね?
どうしたら彼女に会えるんですかね?
どうしたら彼女に会えるんですかね?
どうしたら彼女に会えるんですかね?
どうしたら彼女に会えるんですかね?
って、こればっかり考えているんです。」
「わたしはそういう人に言うんです。
いや、だからね、彼女があなたと別れたのは
あなたの言動や行動を不快に感じる部分があって、
一緒にいても全くメリットが無いと思ったからです。
じゃあ、なぜあなたが彼女が不快に感じる言動や行動を
してしまうのかというと、
それはあなたのモノの考え方や知覚パターンがそういう
言動や行動を生み出していて彼女を不快にさせるんです。
それを治さないと復縁は無理。
という事は、今の考え方や知覚パターンを変えないといけない。
考え方や知覚パターンを変えるということは、
今までの日常生活での行動パターンも変える必要があるわけです。
それが出来ていないのに、
どうしたら彼女に会えるんですかね?
どうしたら彼女に会えるんですかね?
どうしたら彼女に会えるんですかね?
(以下省略)
とばっかり考えて、仮に無理して別れた彼女に会って話をしても
彼女は
(あぁ、やっぱりこいつ何も変わってないな。)
(頼むからもう2度と顔見せないで!)
と徹底的に嫌われて復縁の可能性はゼロになります。
しかし、復縁を望む男は自分の行動を一切変えようとしないんです。」
「まぁ、元師匠が書いた夢物語みたいな文章を読んで、
今までのオレは自分勝手でした。
自分を見つめ直して彼女の幸せを願うことにしました。
これで反省もしたし誠意もあるから、彼女と会って話さえすれば
必ず復縁出来る!!
なんて1日寝ながら頭の中で自分に都合のいいストーリーを考えて
結局また、
どうしたら彼女に会えるんですかね?
どうしたら彼女に会えるんですかね?
どうしたら彼女に会えるんですかね?
(以下省略)
ってそればっかり考えるわけです。」
劇団 「(笑)」
CS 「わたしはそういう男性にこう訊きます。
じゃあ、あなたは彼女と別れてから
どれだけ変わったの?
何か自分を変える努力した?
相変わらず、仕事から帰ってTV観てゲームして
ネットサーフィンで休みはごろごろして彼女のこと
考えてるだけなんじゃない?
するとほぼ100%の男性は何も答えられません。」
「何もしないでよりだけ戻そうなんて、ずいぶん考えが甘い気がしますが。」
劇団 「普通、そんな変わらないんじゃないですか?」
CS 「ですから、復縁って一般に思われている以上に大変なんです。」
「その人の思考・知覚・日常の生活パターンを変えないといけないわけで
最低でも数年単位で時間がかかるものなんです。」
「そこまで時間をかけている間に別れた彼女に彼氏が出来たり、
結婚する可能性もあります。」
「すると不安になり、いても立ってもいられなくなって
しつこくメールを送ったりして最後はストーカー扱いされて
ジ・エンドです。」
劇団 「シビアですねぇ。」
CS 「本人によっぽどの覚悟がないとダメなんです。」
「それで、わたしは恋愛相談のメニューを打ち切ったわけです。」
劇団 「でも、自分を変えると言ってもどういう風に変えたらいいか
わからないですよね。」
CS 「これは復縁に限らず、恋愛でベストなのは相手の女性が潜在意識レベルで
望んでいる理想の男性の波動を読みとって、そこに近づける事です。」
「これも意識の壁が強い女性の場合は最初は日常意識レベルで好みの
男性の波動にして、そこから彼女の好意感情が深まって行くにつれて
徐々に潜在意識レベルの理想像に変えていくという高等技もあるのですが、
これを使いこなすには全盛時の気功の元師匠並の能力が必要です。」
劇団 「元師匠はどんなだったんですか?」
CS 「丹道周天レベルの強力な性的パワーと感染能力(他人の感情を操る能力)
を持ち、 若い頃は路上で数千人の女性に声をかけ、常に10人くらいはお金を
貢いでくれる女がいて最後は女を集めてキャバレー2店を経営しました。」
劇団 「スゴイですね。」
CS 「さすがに元師匠レベルは稀だと思いますが、最低でも路上で平気で
女の子に声かける位の押しの強さと、ホストやナンパ師並みの口の
うまさが無いと高等恋愛魔術は使いこなせませんね。」
劇団 「そもそもホストやナンパ師並みの口のうまさと押しの強さがあったら
別に高等恋愛魔術を使う必要が無いんじゃないですか?」
CS 「まさにそこがパラドキシカルで、いくら気脈やチャクラを開いて恋愛魔術を
身につけても、口のうまさと性格的な気の強さが無いと不利な恋愛を
成就するのは絶対無理なんです。」
「恋愛は限られた数パーセントの勝ち組がいい女をゴソッと
独占するまさにグローバル資本主義みたいな世界であり、
恋愛魔術は恋愛弱者を救済するためのものでは無くて、
一定の能力を持った恋愛強者がトップレベルを目指す
ための技術なわけです。」
「結局、時間をかけて日常の行動を変えたり、地道にコミュニケーション
スキルを磨いていくしか無いんです。」
「こういう現実をはっきり書いておかないと、前回の記事を読んで
恋愛成就しようとせっせと気功に励んで人生棒に振る人が出て
きそうなので書いておきます。」
劇団 「でも、一人の女性にずーっとこだわる男性っていますよね。」
CS 「まぁ、それもロマンチックでいいと思うのですが、中には相手の女性が
迷惑したり、男性の周囲に貴重な恋愛チャンスがあるのに逃してしまう
ケースもあります。」
劇団 「うーん・・・。」
CS 「でも、わたしは常々思うのですが、男というのは大なり小なり
志というか理想があって、
オレは自分自身を貫いて生きたい!
という欲求があるべき生き物なんです。」
「そういう生き方をしていれば、女にフラれようがそんな気にもしないし
次に行く筈です。」
「女性もそういう自分の生き方を貫いている男に魅力を感じるもので、
フラれた女性に異常にこだわる男性は何か根本に問題を抱えている
わけです。」
劇団 「それを変えるのは大変ですよね。」
CS 「ただ、数千人に1人くらいはそれがきっかけで大化けして、
女性にもやたらモテるようになって人生も劇的に変化する男も
いるわけで、結局は本人の器と覚悟なのでしょう。」
※次回の記事更新日は12月1日になります。