(前回の関連記事は「意外な人物の言葉 」 です。)
特別なスキルや才能を持たない人間が成功するために必要なもの
劇団 「前回の記事の最後でCSさんは、
わたし自身が神秘行で波動感覚を開いてきた経験から言うと、
お金の使い方って蓄積タイプと消耗タイプに別れると思うんです。
と話していましたね。」
CS 「ハイ、わたしの経験から言うと、何かの分野で成功する人間には
お金に限らず皆、何らかの蓄積があるんですよ。」
劇団 「蓄積ですか?」
CS 「例えば、最もベタな成功を測る尺度として年収がありますが、
年収は蓄積が最も反映されやすいです。」
劇団 「といいますと?」
CS 「例えば、目標が年収1000万円以上でしたら、それ相応の仕事に
就職すればいいだけの話です。」
「大手総合商社やテレビ局、医師、パイロット、もっと能力に反映される方が
良ければグーグルみたいな外資系企業で働けばいいわけです。」
「そのためには関東圏の有名大学や、地方の国立大学をそれなりの
優秀な成績で卒業していなければなりません。」
「ということは受験勉強が必須なんです。他の学生がゲームやLINEやったり、
アニメを観てる時間をひたすら勉強に充てないといけません。」
「その勉強にズーッと充ててきた時間がこの場合の蓄積ですね。」
劇団 「そんなの当たり前の話でしょう。」
CS 「いえ、ホントに当たり前の話なんですけど、これが解っていない人間が
意外と多いんです。」
劇団 「そんな人いるんですか?」
CS 「最近の世の中の先行き不安な雰囲気を反映しているのか、わたしの
知人や身の回りの若者たちの中に、やたらと自己啓発的なことを言う
人が増えています。」
「でも、彼らの行動パターンを見ていると言っちゃ悪いですが
(こりゃだめだ!)
と感じるケースが多いです。」
劇団 「それは具体的にどんな感じなんですか?」
CS 「それでは例として、去年の秋口頃、スタバでわたしの隣の席にいて
自己啓発系の話をしていた2人組の男性たちの会話をここに再現
してみます。」
劇団 「出た!
『コズミック・シャーマンの人生で必要なことは全てスタバで学んだ』
シリーズですね(笑)!!」
CS 「何ですかそれ? あなたが今読んでいる自己啓発系の本の
題名かなんかですか? (つらっとした表情で)」
【再現シーン】
男性A: 30代前半、おそらくセレクトショップ系のネイビージャケットに
ノータイ、薄いブルーのストライプシャツで襟元は外している。
パンツは黒でセンタープレスなし。靴は茶ローファー。
成功したIT系起業家といったラフな雰囲気を出そうと
している印象。
男性B: 20代前半、Right-onあたりでそろえたような茶パーカー、
トレーナー、ストレートデニム、白スニーカー。
髪を短く刈り込み、ヒゲは綺麗に剃っていて体はがっしりしている。
流通系の会社員といった印象。
男性A 「Bさんはいつも、プライベートの時間はどう過ごしているんですか?」
男性B 「はい、暇があったら外に出ていろいろな人と会うようにしています。」
「それはいいですね。」
「この前も知り合いに自宅を改築してカフェを始めた人がいて、
そこのパーティーに顔を出してきたんです。」
「ほう。」
「そこはボクより年上の人が多かったんですけど、その中でCさんという
個人で不動産の売買をしている人がいて話し込んだんです。」
「不動産ですか。」
「一回り年上で僕より人間的な器はずっと大きいなと感じたんですけど、
自分が今持っているもの全てを出して、Cさんを受け入れようと
努力したんです。」
「それはすごいね。」
「いや、今のボクの器じゃあCさんのホントに一部しか受け取れなかったと
思うんですけど・・・。」
「あれが自分の精一杯でした。」
「Bさんはそうやって成長し続けているんだね。」
「自分より年上の人たちと話をするのってすごく勉強になります。」
「そうだね。僕も月に2~3回は自宅でパーティーを開いていて、先週は
寿司パーティーで知らない人も来て、いろいろ話が出来て楽しかったです。
(スマホを手にして画像フォルダを開いている)」
「今度、Bさんも来てください。」
「はい。」
(しばらく他の会話を挟んで~)
男性A 「Bさんは旅行に行ったりするんですか?」
男性B 「旅行はよく行きます。今年は春に休みが取れたので彼女と
2泊で台湾に行ってきました。」
「年末前の11月にも休みが取れそうなのでバリ島に
行こうと思っています。」
「僕も今まで2回バリに行きましたが、11月は安いですよ。
(スマホを手にして画像フォルダを開きながら)」
「チャイナ航空で格安ツアーがあるんです。」
「特に○曜日の○○時発だと燃油サーチャージ込みで○○○○○円に
なったりするんですよ。」
(これ以降の会話は、海外旅行に興味が無いCSの記憶に全く残りませんでした。)
「でも、若いうちに世界に出ていろいろ経験した方がいいですよ。」
「ハイ、海外に行くと日本では得られない経験が出来ます。」
「実はボクはアメリカにも1度留学したいと思っているんですよ。」
「それはいい経験になると思いますよ・・・。(スマホをいじり始めて)」
「ところでこれが去年バリに行ったときに僕が現地で知り合った人なんだ
けどね・・・。 (画像をいろいろ見せながら。)」
CS 「こんな感じで、その後はバリ島の話に花が咲いていました。」
「その後、若い20代男性の方が
(将来は何かビジネスで独立したいんです。)
(年収700万円が目的です。)
と切り出したら、
30代の方が
(そうなんだ、でも年収700万円なんて簡単だよ!)
と答えてました。」
「わたしの印象では、自己啓発系のセミナーで知り合った個人事業主と
起業希望のサラリーマンという気がしたんですけどね。」
劇団 「30代の男性はコーチングとかしてる人なんじゃないですか?」
CS 「それだとあまりにも自分の自慢話が多すぎるんだよね。」
「実力のある人はもっとうまく若い男性の話を引き出す筈だし。」
「まぁ、自称コーチングのプロは腐るほどたくさんいるから、中には自分の
自慢話に夢中になるようなレベルの人もいるんだろうけど。」
劇団 「でも、会話の内容自体は何も問題ないんじゃないですか?」
CS 「まず波動面で言うと、わたしが2人の波動を読んでみると、
30代の男性は身なりはこぎれいにしているんだけど、ビジネスが
あまりうまくいっていなくて先行きを思い悩んでいる不安な意識が
伝わってきました。」
「全体的にじり貧なイメージですね。」
「若い20代の方はそれほど問題も無くて現状にはまずまず満足している
感じなんだけど、波動が停滞していて、この先お金持ちになる流れは
全く感じませんでした。」
劇団 「えっ、そんなことわかるんですか?」
CS 「いや、こんなのわたし以外でも本物の霊能者や占い師なら
読めるはずだよ。」
「こういっちゃ悪いけど、会話内容から考えても波動面から見ても
あの2人が社会的成功を収める可能性はかなり低いと思う。」
劇団 「何がマズイんですか?」
CS 「わたしが第一に感じたのは、
この2人には蓄積が全く足りない。
ということでした。」
劇団 「蓄積が足りないんですか?」
CS 「まず、あの2人は先ほどあげた大手総合商社やテレビ局、医師、パイロット、
有名外資系企業のような高収入の仕事に就いていないのは確かですね。」
劇団 「波動でわかるんですか?」
CS 「違います。高収入の職場で働いている人間はだいたい朝から晩まで
働いているんですよ。」
「特に20代や30歳そこそこの若手なんていいようにこき使われるし、
競争自体が激しいから、そんな寿司パーティーなんていちいち顔出してる
ヒマは無いですよ。」
「それにそういうエリートは勉強する習慣が身についているんです。」
「ですから、空いた時間はライバルに差をつけるために語学やらいろいろ
勉強して自分のスキルを高めたり、それでも時間があったら女性に
人気がある職業だから合コンに出たりしてるんですよ。」
劇団 「そう言われればそうですね。」
CS 「もし、わたしが高収入の業種についているエリートだったら、同じ社内の
同僚とか先輩、上司、同じ業種の他社の人間と飲みに行きますよ。」
「その方が実際に仕事に役立つ情報やら知識が手に入って、同僚や上司に
気に入られ、業界の人間にコネが出来るんです。」
劇団 「うーん。」
CS 「それを(ヒマがあったらいろいろな人と会うようにしてます。)とか、
寿司パーティー開いたり、自己啓発セミナー出まくっている人間は、
本人の理想とはかけ離れた業種についているんですよ。」
「若いうちから自分で商売やってるケースでも、もし仕事がうまくいって
いたらそんなヒマないです。忙し くてかけずり回っているはずです。 」
「最近、就活で自分を大きく見せようとする人間を(意識高い系)と
呼んだりしますが、そういうタイプが就職で失敗して、こじらせちゃうと
こうなるのかもしれません。」
劇団 「でも、いろいろな人と会ったり、パーティーを開いたり、セミナーに出るのは
いい事じゃないですか?」
CS 「いえ、ここでわたしが言っているのは収入アップに役立つかどうかなんですよ。」
「結局、ビジネスでは人間の価値というのはその人がどんな優れたスキルを持って
いるかで決まるんです。」
「実際の仕事に役立つ知識とか、思考能力、企画力、優れた人材を集めて
コーディネートする能力、人を使いこなすコミュニケーション能力とか、
何か突出した能力が無いと認められません。」
「例えばビル・ゲイツといくら仲良くなったって何の知識も能力も無かったら、
ビジネスには全く結びつけられないんです。 ただ世間話して終わりです。」
「それを、(年収700万円なんて簡単だよ!)なんて、
横で聞いていて思わず吹き出しそうになりました。」
「別にお金とか関係なしに人との会話を楽しむのなら、寿司パーティーでも
何でも毎晩やっていればいいと思うんですよ。」
「でも、そんなことばっかりやってて、(年収700万円なんて簡単だよ!)
というのは、かなり世の中を甘く見ている気がしました。」
劇団 「そうですか、甘いんですか・・・。(心なしか落ち込んだ感じ)」
CS 「そして、何のスキルも能力も無い人間に限って、人間の器が大きいとか
成長しているとか、雲を掴むような抽象的な話をするんですよ。」
「結局、本人も潜在意識では(自分がビジネスで成功するのは無理だ。)
とわかっているんです。」
「それで不安だから、自分と同じようなレベルの人間とヒマがあったら
パーティーやら開いて集まって、お互いに(君は人間の器が大きいねぇ)
とか(成長してるんだ)なんて褒め合っているんです。」
「そして、一緒に写っている写真を撮ってFacebookやらにアップして、
ボクはこんなに知り合いがたくさんいて人脈があるんです。
と安心感を得ようとするんですよ。」
「わたしはこういう人を
(友達100人出来るかなぁ?タイプ)
と呼んでいます。」
劇団 「CSさん、今日は辛口ですねぇ・・・。」
CS 「いえ、別にわたしは客観的に真実は何かについて推察している
だけなんです。」
「でも真実って一番残酷なんですよね。」
劇団 「それじゃあ、若い方の男性が起業して成功するために
どうすればいいんですか?」
CS 「それは孤独になることです。」
劇団 「孤独ですか?」
CS 「そう。特別なスキルや才能を持たない人間が成功するには
孤独が必要なんです。」
「要するに、ビジネスで成功するためには自分の価値を高めなければいけない。」
「それには他人が持っていないけれど、これからの時代に必要とされるスキルを
身につけなくてはならない。」
「すると、まず第一に
他人が持っていないけれど、これからの時代に必要とされるスキルは何か?
を考えなくてはならない。」
「そして、第二に
必要だと結論づけたスキルを身につけなくてはならない。」
「さらに、第三に
そのスキルをいかにして現実に反映させるか、世の中とうまく適合させて
商業ベースに乗せなければならない。 」
劇団 「なるほど。」
CS 「そして、この三つを実行するにはまず最初に大量の情報を集め、それを分析、
思考し、計画を立てた上で必要なスキルを身につけなくてはならない。」
「それには、一人で行う孤独な膨大な作業が必要となります。」
「必要な人と会ったりするのはその後ですよ。」
「そう決めたら、もう寿司パーティーやら格安海外パックツアーなんか行っている
時間もお金も無いですよ。」
「人生かけて必死でやるしかない。」
劇団 「そんなに厳しいものなんですか?」
CS 「そりゃそうですよ。」
「次回の記事では波動面からも説明してみます。」
※次回の記事更新日は3月1日になります。

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