大周天達成者の必要条件 | 遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

背骨内部を気が通る丹道周天、クンダリニー覚醒を体験したCOSMIC SHAMANが、気功・仙道、神秘行に対する
考察を述べるブログです。

(前回の関連記事は「左から来るエネルギー 」です。)


 大周天達成者の必要条件


前回の記事では、わたしがブログ記事で用いている神霊体

意味を説明するために、仙道研究家 高藤聡一郎氏の著書

「遥かなる虚空への道」の夢見に関するエピソードを紹介しました。


シンガポールで密教を修行するオーストラリア人青年に出会った

高藤氏は、青年に紹介されたグル(師匠)を探してインドのブッダガヤ

を訪れました。


しかし、ブッダガヤで望んだグルには出会えず、落胆していた彼に

不思議なことが起きました。


夜、寝こんで半覚醒状態になっていると足元に青い光が現れる

という現象が数日続いたのです。


それから日本に戻る一ヶ月の間に夢見のトレーニングをどうやったら
いいのかが自然とわかってきて、いつの間にか独力で行を完全に

マスターしてしまいました。


この一連の出来事について高藤氏は、


いわゆる専門の師匠にもつかずそうした行法の本も読まず、
完全に初歩からかなり高い段階まで、ひとりでマスターして
しまったのである。


こういうことから著者は不思議な力の存在を感じないわけには
いかなかった。


というのはこれに限らず、行をやっていて同じような感じで
こうした力に導かれマスターしたトレーニングがたくさん
あるからだ。


ある場合は、考えてもみないような本や人物から、

またある場合はある種のバイブレーションをうけて、

ひとりでに行が進んでいくのである。


と書いています。


この高藤氏を導く不思議な力の存在こそが、わたしが用いている
神霊体に最も近いです。


わたしはよく受講者に話すのですが、

神秘行というものは自分1人でやるものではないんです。


必ず何らかの霊的な力の助けが必要となります。


そして、この事を真の意味で理解して気功・仙道を行っている人は
本当に少ないです。


わたしのところには、色々なところで気功を習ったり、独習で行って
いる人が来るのですが
そういう人たちのほぼ100%は、


「小周天を開通させる。」


「チャクラを開く。」


「大周天を達成する。」


「クンダリニーを上昇させる。」


こういったことが神秘行だと考えています。


要するに、気脈やチャクラが開いて自分の肉体に何か変化が

起きれば、それが神秘行が出来ている証だと思っているわけです。


確かに気脈が開いたり、クンダリニーがうまい具合に上昇すれば、
気感が増したり、脳の機能が活性化するかもしれません。


しかし、それはただ単に肉体的な感覚や機能がアップしただけの
話です。


言い換えれば、


筋トレや各種運動・スポーツで体力が増して、体感覚がアップした。


速読や速聴などの脳トレで、脳の機能が以前よりも良くなった。


に近い効果です。


こういった現象と、神秘行本来の効果が出ることは全く別物なんです。


高藤氏のように、


①何らかの霊的存在が修行者にコンタクトを取る。
    ↓


②それに伴って行が進歩する。
    ↓


③修行者の現実生活にも変化が起きる。
    ↓


再び、①霊的な存在が修行者にコンタクトを取る。


この①~③のフィードバックの流れが循環するようになって
始めて神秘行になったと言えます。


そして、この流れに乗る人はなかなかいません。


なぜなら、そういう流れがあること自体を意識していない

修行者がほとんどだからです。


例えば、気功・仙道には「大周天」と呼ばれる、本格的な

能力の覚醒が始まるとされている段階があります。


しかし、この大周天についての定義も仙道書や気功家に

よって様々です。


ネットなどでは、


「自分は気功を続けていて、頭頂や手足のチャクラから

 気を自由に出し入れ出来るようになり、大周天を

 マスターしました。」


という人を見かけたりします。


こういう人の波動をわたしが読んでみると、確かに頭頂や

手足から気がスースー出入りしている感覚は伝わってきます。


でもそれだけです。


何の特別なエネルギーは感じません。


強いて言うなら普通一般人の波動です。


逆に、以前、わたしがネットであるヨガの行者の写真を一瞬ちらっと

見た時のことですが、いきなり尾骨がカーっと熱くなって、背骨の

内部を熱いエネルギーが上昇して背中が仰け反りました。


エネルギーは頭頂から突き抜けたのですが、同時に頭上から

白い光のようなエネルギーが降り注いでいる感覚も伝わって

来ました。


「この行者はクンダリニーが覚醒し、神霊体もつながっている。」


「まさに大周天に達しているな。」


と確信しました。


わたしから見ると、この両者には天と地ほどの開きがあります。


大周天だと思い込んでいるだけの人は多少の気感を感じたりは

しているのでしょうが、高藤氏の著書に書かれているような

本格的変化は一切起きないでしょう。


これは、気功関連の書籍やサイトの多くが、


「大周天=百会(頭頂)が開いて天の気とつながること」


という、わたしから見ると問題がある定義をしているために

生じる誤解です。


そして、これをそのまま信じ込んで行を行っている人は、


「自分は大周天を達成した。でも、本に書かれているような

 神秘体験も能力覚醒も得られない。」


「大周天ってこんな程度のものなんだ。大したことないなぁ。」


と勝手に結論を出して、何も得られず死んでいくわけです。


神秘行では「知らない」という事が命取りになるんですね。


先に説明した①~③の神秘行のサイクルについても同様です。


世の中には、


「わたしは瞑想していると光がよく見えます。」


「寝ている時に身体が浮かび上がることがよくあります。」


「人と会うと相手の前世やオーラが見えます。」


「犬猫が寄って来て、植物とも会話ができます。」


「霊が見えます。 霊と会話もできます。」


などという人が少なからずいます。


いわゆる霊能体質者です。


スピリチュアル系の住人には、こういった能力を身につけることに

やたらと憧れる人がいます。


しかし、実際には霊能体質が強ければ強いほど、本人は

現実生活で苦しんでいることがよくあります。


常に経済的に苦しかったり、学校や職場で人にいじめられて

ばかりだったり、精神的に常に落ち込んでいたりと不幸な

人生を送っている人が多いです。


というのは、生まれつき感覚が開いている分、物事に過剰に反応する

ために、他人からおかしいと思われて人付き合いがうまくいかなかったり、

たちの悪い人間の攻撃のターゲットにされたりしやすくなるわけです。


生まれつきの体質ですから、病気と違って治るわけでもないですし。


これは生来の霊能体質ではない神秘行修行者についても同様です。


例えば、気功や仙道を修行していて本当にクンダリニーが

上昇して、丹道周天もマスターして頭頂が開いた段階なのに、

どんどん貧乏になる人がいます。


このタイプで、


(支払いが滞納していて、住んでいる部屋を追い出されそうだ。


という人も知っています。


このように、


「霊能力がある。」


「丹道周天をマスターした。」


「クンダリニーが上昇した。」


ということと、


「現実生活が自分が思い描いていた通りの豊かなものになる。」


ことはイコールではないわけです。


例えば、「自分は大周天を達成した。」と言っている人についても、


本当に神秘行をマスターして大周天を達成したのなら、現実を

100%とまでは言えなくても、少なくとも70%位は思い通りに

出来なければマズイんじゃないか?


と考えています。


いくら霊能力が覚醒して神秘体験が起きても、貧乏で、孤独で、

現実に対して無力な人間が大周天達成者では大周天の名が

泣きますし、気功を行うことが悲しくなってきます。


そういうわけで、わたしはいくら高い霊能力を持っていようが、

クンダリニーが上がろうが、現実的な結果を出せない人間は

全く評価しません。


逆に、そういう人間の中には「自分は人とは違う能力がある。」と

いうことに妙なプライドを持つようになって、


自分は特別に選ばれた愛に溢れた人間なので、

こんな汚い世の中ではうまくいかないんです。


とか、


わたしはアセンションで覚醒して悟りに近づいているが、

周りの人間は仕事でお金を稼いで、異性を追いかけている

だけの低俗な卑しい人間だ。


などという、自分の非力さを棚に上げて他人を見下すようになる

タイプがいたりします。


こうなるとさらに周囲の人間は誰も相手にしなくなります。


そして、さらに現実は孤独と貧困の方向へ転落していくわけです。


もちろん、わたしもこういう人間は一切相手にしないことに

しています。


このような失敗を防いで、神秘体験と現実がうまく連動するように

するための重要な要因の1つが神霊体なわけです。


ただ、わたしがこう書くと、


「それじゃあ、どこかの有名な霊能者の伝授を受けて

 大日如来のような有名な神様とつないでもらえば

 いいんだな。」


とか、


「有名な神社・仏閣にたくさんお参りしよう。」


「神秘行の本や宗教書をたくさん読んでみよう。」


などと考える人が必ず出てきます。


今までわたしが見てきたスピリチュアル系の人たちの

ほぼ100%は上記のいずれかのパターンの行動をします。


これについても、スピリチュアルをかじってみたいという

程度の一般人にはいいと思うのですが、

 (もちろん、おかしくなる危険性はあります)


神霊体と繋がって、神秘行本来の効果を出したいという

コアな修行者が行うと自滅を招く行動パターンです。


というのは、そこにはある視点が完全に欠落しているからです。


 

 つづく




 ※次回の記事更新日は12月1日になります。




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