小周天で見落としている事 | 遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

背骨内部を気が通る丹道周天、クンダリニー覚醒を体験したCOSMIC SHAMANが、気功・仙道、神秘行に対する
考察を述べるブログです。

(前回の記事は「気功フォームの矯正 」です)


 小周天で見落としている事


前回の記事で紹介したように、私のもとには


「1回受講すれば小周天はマスター出来るんですか?」


「昔、1回だけ受講したのですが、小周天がうまくいきません。」


といった質問がよく寄せられます。


こうした質問を読む度に、わたしはある疑問を抱きます。


それは、


「この人たちは小周天は全て同じだと思っているのだろうか?」


という事です。


今までこのブログ記事で何度か取り上げていますが、
小周天とは、督脈・任脈と呼ばれる体の正中線上の

経絡に気を流す行法です。


一般的な気功書では人体をぐるりと一周する経絡図が
紹介されています。


例えば、このブログで度々紹介しているわたしの師匠が

生前、指導時に利用していた小周天図は↓になります。


 
遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法-小周天図

わたしはいろいろな気功書や気功系サイトを見て

きましたが、それらに記載されている小周天図は

全て上の図と同じような内容でした。


そして、小周天図を見た人は


「そうか、体内のルートに気を一周させれば

 小周天なんだな。」


と思って修行に励みます。


しかし、こう考えて小周天を行っている人たちは、

ある重要な要素を見逃しています。


それは、


「小周天ルート付近に存在する骨格構造」


です。


(↓図をご参照ください。)


     ↓


遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法-骨格図
  


この図を見ると分かりますが、


小周天の気脈が流れる部位には、


仙骨→脊椎→頭蓋骨→胸骨


という一連の骨格の繋がりがあります。


(この胸骨部が描かれている画像がなかなか

 見つからなかったため、今回の記事の更新が

 大幅に遅れてしまいました。)


また、当然これらの骨格と皮膚の間には数センチの

空間があります。


そう考えた上で小周天を行っていると、いろいろな

疑問が浮かんくるはずです。


例えば、高藤本にも師匠のものと同じような小周天図が

記載されています。


それなら高藤本を片手に小周天修行を行っている人は、


「この図の督脈は背骨と皮膚の間の何センチ位の深さを
 通っているのだろうか? 」


「任脈は胸骨に対してどの位置に存在しているのか?」


といった正確な位置が気になるはずです。


わたしの経験では同じ小周天でも、気脈が流れる深さ・

位置によって練功で得られる効果は全く違ってきます。


しかし、いろいろな気功書や気功系サイトを見ても、


「毎日、朝晩に気を任督脈に回して下さい。」


「わたしは苦節○年で小周天をマスターしました。」


などという記述しかありません。


わたしから見ると、


「朝晩気を回していて、督脈が皮膚下○センチくらいまで

 深くなったら任脈も○センチ位まで深くして下さい。」


「わたしは苦節○年で、督脈(背中)の皮膚の下1センチ以内の

 レベルの深さで小周天をマスターしました。」


というように正確に記述する必要があります。


記述が不正確になる原因としては、


①「小周天のルートは人によって違う。」という視点が

 欠如している。


②自分の気がどの程度の深さを流れているかを

  感じ分けるだけの感受性がない。


③気のパワー自体が弱いために、小周天ルートの

  気の流れが詳細に感じられない。


のいづれかが考えられます。


このように、一口に小周天と言っても、気脈が通る深さ、

骨格・臓器に対する位置などは人によってさまざまです。


加えてわたしが指導する場合は、


「気脈自体の太さ」


「その中を流れる気の性質(精・気・神)」


「受講者の気の感受性」


「受講者の霊的な状態」


など様々なファクターを加えて受講者の気の流れを判断します。


こうして指導を重ねていると、人によって千差万別の小周天が

存在する事がよく分かります。


以上のような知識を知っていただいた上で冒頭に述べた、


「1回受講すれば小周天はマスター出来るんですか?」


「昔、1回だけ受講したのですが、小周天がうまくいきません。」


という質問に対して答えようと思います。


まず


「1回受講すれば小周天はマスター出来るんですか?」


という疑問に対してです。


当ブログのプロフィールでは、


「経絡小周天は一回の指導で開通します。」


と書いていますが、これは経絡(一番浅い皮膚レベル)で

気を通すという事です。


最初に最も浅い皮膚レベルで気脈を通したうえで、これをベースにして
徐々に深いルートを通るレベルの高い小周天へと移行していきます。


また、このプロフィールを書いた時点では初回の指導で気脈を通して
いましたが、現在では、初回の指導内容は


「基本となる丹田強化などの各種アーチュメント」


のみとなっています。


経絡小周天(一番浅い皮膚レベル)については2回目の指導で
気脈を開いています。


また、気脈についてはわたしが確実に開きますが、気の流れをどの程度
感じるかは受講者の方の感受性によって違いが出ます。


これについては最近の「テーマ:気の感覚が分からない」の記事を
読んでいただきたいと思います。


次に


「昔、1回だけ受講したのですが、小周天がうまくいきません。」


という質問に対する答えです。


わたしは当ブログの指導内容についての問い合わせが
あった場合に質問者の方への返信メールには、


「気功指導は月1~2回を目安に受講して
 いただければと思います。」


と必ず記載するようにしています。


(もしかしたら、この質問を出した方は当ブログ初期の受講者で、
 わたしが上記の説明をしていなかったかもしれません。)


前回の記事でも説明しましたが、例えるなら気功はスポーツの

ようなものです。


どんなスポーツでも一回目の指導で正しいフォームを教えたうえで、
それを時間をかけて徐々に身体に染み込ませていきます。


何事も結果を出すためには、それ相応の時間がかかるものです。


しかし、最近ネットを見ていると、


「聞き流すだけで英語をマスター。」


「寝ながら億万長者になる。」


「脳ミソ使わないで年収1000万円。」


「3日でプロの一流ヒーラーになる。」


「1日で丹道周天をマスター。」


などという類の広告をよく見かけます。


これらが本当に効果があるかどうかは、実際に試していない

わたしには判断できません。


しかし、当ブログの指導は継続的に実行しなければ効果は
ありません。


小周天については、今回の記事で説明したようにピンキリの

世界です。


ですから、皮膚のすぐ下を気が流れるだけの小周天

ご希望でしたら1、2回のみの受講でもいいかもしれません。


しかし、高藤本に書かれているような効果を出すためには

深部を流れる小周天から丹道周天(本当の小周天)まで

マスターする必要があります。


そこまで希望する方は、月1,2回ペースで3年は受講を

続ける心構えが必要になるというのが、今回の質問に

対するわたしの回答です


 つづく





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