(前回の関連記事は「数千年前の情報の霊視 」です)
超実用的!気功講座 第33回
よみがえる祖先の記憶
前回の関連記事では、数千年前の古代民族がチャクラに込めた
イメージが、現代人のチャクラを通して霊視された話を紹介しました。
一般的に、過去の人類の情報はDNAに記録されていると
言われています。
以前その事実を証明した海外のドキュメンタリー番組ががありました。
それは「ジェノグラフィック・プロジェクト」という、ヒトDNAのデータベース
構築の活動を紹介した番組でした。→(こちらをご覧ください )
その内容というのは、まず最初に人類発祥の地とされるエチオピアの
住民のDNAを採取して、次に対象範囲を拡げながらDNAが枝分かれ
してゆく様子を調べるんですね。
すると人類がどのようにして世界中に分布していったかが分かって
くるんです。
番組の最後では、ニューヨーク在住の様々な人種の人達のDNAを
調べたのですが、遺伝子情報からその人の祖先がどのような経由で
今いる場所に辿りついたのかという、数千年間の情報を知ることが
出来るわけです。
しかし、人類の情報が書き込まれているのは遺伝子だけではありません。
エネルギーのレベルで蓄積した情報というものがあるんですね。
以前紹介したホログラフィック理論を応用すると、人間の深い部分には
人類誕生からのあらゆる情報が書き込まれたフィルムのようなものが
存在していると考えられます。
(ホログラフィック理論ではフィルムにあたるものを「内在秩序」と
呼びます。)
そして、そのフィルムに書き込まれた情報に意識をシンクロさせると
その情報がホログラム(立体映像)のように浮かび上がって見えたり、
リアルに感じられたりすると説明できるわけです。
以前、これを裏付けるような出来事がありました。
数年前の事ですが、ネットサーフィンをしていたらたまたま「RIZE」と
いう映画のサイトに行き着きました。
すると「この映画を観にいけ」というメッセージが降りてきたんですね。
わたしはある意味自分はシャーマンだと思っているので、早速その
メッセージに従って映画「RIZE」を観に行きました。
映画はロサンゼルスのサウスセントラル地区というスラムの黒人の若者
を描いたドキュメンタリーでした。
その地区では日常的に麻薬の売買や殺人が行われて、子供やその家族が
事件に巻き込まれて殺されるような状況で、黒人の若者達は未来に対して
絶望感を抱いているんですね。
そして彼らは過酷な環境で生じたやり場のない怒りや悲しみの感情を
ダンスで表現するんです。
その動きというのが、感情が爆発した結果として生じたような高速の
不思議な動きなんですね。→(こちらをご覧ください )
映画の中で、親を殺された黒人の若者が浜辺で1人一心不乱に踊り続ける
せつないシーンがあったのですが、
本来の踊りというのは、こういったやり場のない怒りや悲しみといった
感情をぶつけるためのものなのだなと感じました。
そうしてダンスを続けるうちに彼らはトランス状態になり、無意識状態で
近くにいる人間に挑みかかるような様々な動作をします。
その動きというのが、映画に挿入されている彼らの祖先であるアフリカの
原住民が踊っている映像(100年近く前と思われるモノクロフィルム)と
全く同じ動作なんです。
要するに、現代アメリカのスラムの黒人たちが、ダンスを通してトランス状態に
なることによって先祖返りを起こしているんです。
世界の神秘行の中にも、イスラムのスーフィーやロシアの神秘思想家グルジェフが
生み出したムーブメントのような、踊りによってトランス状態になることによって
神秘体験の獲得を目指すものがあります。
映画「RIZE」を観終えたわたしは、
「ダンスによりトランス状態になることによって、黒人たちは自分の深い部分に
存在している波動情報(内在秩序)にアクセスしたんだな。」
「そして、そこに書き込まれている自分たちの祖先の波動情報にシンクロして、
先祖のアフリカ原住民と同じ動作をしたのだろうか。」
「うーん、これは面白そうだから自分でも試してみようかな。」
と思いました。