(前回の関連記事はこちら
です)
クンダリーニ覚醒前夜
今から10年程前のことです。
当時のわたしは、今は亡くなってしまったある気功家の方から
丹道周天という行法を習っていました。
普通の気功では背骨の上に沿って皮膚の中に気を通します。
(これを小周天といいます。)
しかし、丹道周天というのは背骨の内部に気を通すんですね。
この行法についてはいずれ詳しく紹介したいと思うのですが、
尾骨から仙骨の中に気を通すとメリメリ音がして痛みを感じ
たりしてなかなか面白い経験が出来ます。
これを続けていたところ、尾骨から背骨にかけて熱を持つように
なりました。
背骨の中には脳から脊髄が伸びているのですが、
これが熱くなってきて、まるで背骨の中に熱線がとおっている
ような感覚でした。
慣れてきて分かったのですが、リラックスしたり楽しい事を
考えているとさらに熱くなります。
それが冬なら良かったのですが、季節は7月頃で徐々に気温が
上がってくるとさすがにつらくなってきます。
気温が25℃くらいでも背中が汗ばんで頭が風邪で高熱になった
ようにクラクラします。
8月になると更にクンダリーニが活性化して
「真夏の人間電気ストーブ」といった状態でした。
熱いというのもあるのですが、
頭に熱が上がるのでイライラしたり、逆にやたら楽しくなったりと
感情の起伏が激しくなるんですね。
思念パワーが強まったせいか、その頃不思議な体験がありました。
職場で女性と話していた時のことですが、話が盛り上がってわたしが
笑ったところ彼女がいきなり「熱いっ!」と叫んで飛びのいたんですね。
部屋はエアコンが効いていましたし、火の気は全くなかったので、
「どうしたの?」と聞いたら、わたしが笑った時にいきなり体が
熱風でも浴びたみたいに熱くなったというんです。
おそらく、
「彼女と楽しく話している内に自然にお互いの気がつながってしまい、
その時にわたしが笑った事でクンダリーニのパワーが活性化して
彼女に流れ込んだのではないかな?」
と考えています。
そんな変わった体験をしながらも、ようやく夏が終わり涼しくなったころに
クンダリーニ覚醒が起きたんですね。

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