2014年06月27日(金)

Shadoksから8月発売予定のCD

テーマ:News
La Onda Pesada Mexico 1971
Ernan Roch
La Onda Pesada Mexico 1971

オリジナルは激レア盤として知られる"La Onda Pesada"(1971)は、メキシコのErnan Rochによる唯一のアルバム。"Song of a Gypsy"のDamonを思わせるようなヘヴィサイケ風味のフォークロック(下の動画)で幕を開ける本作は、全編にちりばめられたファズギターを売り文句にされることが多いですが、むしろ印象的なのは、中盤に展開される繊細なメロウチューンだったりします。全編英語で歌われるナイーブ系のボーカル、ドノバンをもっとアーシーにしたみたいな、黒っぽい感じのサイケフォークロックチューンなんかも素晴らしい。

バッキングはエレキギター、ベース、ドラムが基本で、それに時折アコギや生ピアノが加わる程度の、風通しの良い音。この基本パートは、同郷のヘヴィサイケトリオのEl Amorが演奏しているらしい。売り物のファズギターを含むバンドサウンドはEl Amorによるもので、アコースティックな部分はErnanが弾いているのではないか?と想像されます。4曲のボーナストラックと12ページのブックレット付属。



Musiikkia Elokuvasta Julisteiden Liimaajat
Charlies
Musiikkia Elokuvasta Julisteiden Liimaajat

ヘヴィサイケファンには1970年のアルバム、"Buttocks"で知られるフィンランドのCharliesが、同年にアングラ映画(フィンランド映画史上最も客が入らなかった作品らしい)のサントラとしてごく少数リリースしたのが、この"Musiikkia Elokuvasta Julisteiden Liimaajat"。発表はこちらの方が先だったようで、本作が実質的なデビュー作となります。

このアルバムには、"Buttocks"(の変態さ)を特徴づけていたフルートやサックスが入ってなくて、現地語で歌われている曲があったり、ディストーションしてないペナペナなギターが目立ったりと、アルバムの印象はけっこう違います。でも、ExperienceやらCreamやらZepやらジャズロックやらが混じり合っていて、その根ざすルーツがよくわからないという、独特のグサグサ感は通底していて、約19分の(ドラムソロ入り)長尺ジャム曲"Sunshine Supergirl"など、ヒッピーサイケ~アンダーグラウンドサイケ感では本作の方が勝っています。6曲のボーナストラックと20ページのブックレット付属。






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2014年06月21日(土)

7月発売予定のCD

テーマ:News
Winterland November 1968
Quicksilver Messenger Service
Winterland November 1968

これは以前、"Voodoo Perfume"や"Smokin' Sound"といったタイトルのブートレッグで出回っていたQuicksilver Messenger Serviceのアーカイブ・ライブ。これまでのリリース同様、今回もWinterland公演ということになっていますが、正しくは、1968年11月7日~10日にGrateful DeadやLinn Countyらとともに出演したFillmore West公演と思われます(そのときのFillmoreポスターはこちら)。FM放送用に録音されたようで、音質は良いです(Track 6は同年8月?のスタジオ録音)。

1. Mona (18:25)
2. Smokestack Lightning (15:01)
3. Who Do You Love? (27:07)
4. Susie Q (04:44)
5. I Get In Trouble (02:06)
6. Stand By Me (04:18) (Studio Recording for 45rpm)

Musicians:
Gary Duncan - guitar, vocals
John Cipollina - guitar
David Freiberg - bass, vocals
Greg Elmore - drums



Don't Call Me Mama Anymore Plus Rarities-Her Final Recordings
Cass Elliot
Don't Call Me Mama Anymore Plus Rarities-Her Final Recordings

今年はキャス・エリオットが亡くなってからちょうど40年(サンドイッチをのどに詰まらせたというのはデマで、死因は心筋梗塞)。これは遺作となった"Don't Call Me Mama Anymore"(1973)に未発表トラックを含むボーナス5曲を追加したコンピレーションです。

本編は、米CBSのTV番組のパイロット(試し録り)としてシカゴのナイトクラブで実況録音されたもので、グッドタイミーなキャバレーショーのような雰囲気の異色作。Margo Guryan, Roger Nichols, Paul McCartneyらの曲やブロードウェーミュージカルなどを伸び伸びと歌っています。

1. Introduction: Dream A Little Dream Of Me/Extraordinary
2. I Think A Lot About You
3. Audience Rap
4. Don't Call Me Mama Anymore
5. My Love
6. I'm Coming To The Best Part Of My Life
7. Torch Song Medley: I Came Here To Sing A Torch Song/I Gotta Right To Sing The Blues/I Got It Bad And That Ain't Good/Mean To Me/Why Was I Born/I Came Here To Sing A Torch Song (Reprise)
8. Audience Rap
9. The Night Before
10. I Like What I Like
11. I'll Be Seeing You
12. Closing: Don't Call Me Mama Anymore (Reprise)
Bonus Tracks:
13. Give A Little Laughter
14. Theme From L'Amour
15. Listen To The World
16. I Think A Lot About You (single version)
17. Medley: Make Your Own Kind Of Music/New World Coming/Dream A Little Dream Of



How To Stuff A Wild Bikini: Original Stereo Soundtrack
VA
How To Stuff A Wild Bikini: Original Stereo Soundtrack

こちらは、AIPの"Beach Party"シリーズの映画、"How to Stuff a Wild Bikini"(1965)のサウンドトラック。オリジナルはレア盤といわれるステレオバージョンでの初CD化です。映画にも出演しているKingsmenのほか、Annette Funicello, Mickey Rooneyらのパフォーマンスが収録されています。

1. How to Stuff a Wild Bikini (The Beach Gang)
2. What's What I Call a Healthy Girl (The Beach Gang)
3. If It's Gonna Happen (Lu Ann Simms)
4. How About Us (Mickey Rooney and the Beach Girls)
5. The Boy Door (Eric Von Zipper with the Ratz and Mice)
6. After the Party (The Beach Gang)
7. Better Be Ready (Annette Funicello)
8. Follow Your Leader (Eric Von Zipper with the Ratz and Mice)
9. The Perfect Boy (Annette Funicello)
10. Madison Avenue (Mickey Rooney, Brian Donlevy and the Ad Men)
11. Give Her Lovin' (The Kingsmen)
12. How to Stuff a Wild Bikini ? Reprise (The Kingsmen)

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2014年06月18日(水)

「カッコーの巣の上で」が新書判で発売

テーマ:News
カッコーの巣の上で (白水Uブックス192/海外小説 永遠の本棚)
ケン・キージー
カッコーの巣の上で (白水Uブックス192/海外小説 永遠の本棚)

ケン・キージーの小説「カッコーの巣の上で」(1962)が、新書サイズの白水Uブックス(「海外小説 永遠の本棚」シリーズ)から7月に刊行されます。翻訳は新訳ではなく、岩元巌訳のままのようです。新書版になって少し手軽な価格になるかと思いきや、単行本並なのがちょっと残念。でも、文庫で出たとしたら上下2巻本になるだろうから、このくらいの値段は仕方ないかもしれません。

「サイケデリックの酋長」ことケン・キージーは、ビートジェネレーションとヒッピー(フラワー)ジェネレーションの橋渡しとなった作家。彼は50年代末に病院の夜勤看護助手として働いていたときに、政府(CIA)による軍事プロジェクトの一環として行われた、LSDなどの「サイケデリックドラッグ」を用いた人体実験プログラムに参加。そのときの経験が「カッコーの巣の上で」の執筆や、のちのサイケデリックな活動に大きな影響を与えます。

1964年には、メリー・プランクスターズと呼ばれたヒッピー集団を率いて、サイケにペイントされたスクールバス("Furthur"号)で大陸を横断する「マジック・トリップ」に出発。そのバスを運転していたのが、ジャック・ケルアックのビート小説「路上」(1957、「オン・ザ・ロード」のタイトルで新訳文庫が出ている)のディーン・モリアーティのモデルとなったニール・キャサディでした。これらの詳細は、その後の「アシッド・テスト」の開催やグレイトフル・デッドらとの交流、ドラッグ所持による逮捕、自殺したと見せかけてメキシコへ逃亡・・・などの破天荒なエピソードとともに、トム・ウルフの名著「クール・クールLSD交感テスト」に描かれています。

「カッコーの巣の上で」といえば、アカデミー賞を総なめにしたジャック・ニコルソン主演の映画(1975)も有名ですが、原作は、「いつわりの聾唖者」でネイティブアメリカンの「チーフ」による一人称で語られるところが、映画とは大きく異なっています。
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