さようならパンチ | 中途半端でもいいですか?

さようならパンチ

 久しぶりの散歩以降は、食欲旺盛で歩くことも出来るようになり
 安定した生活を過ごしてきたパンチですが、今日9月16日、午後15時30分頃に亡くなりました。

 ここ1週間前からは、歩くことがこれまで以上に困難になってはいましたが、
 食欲自体は前夜はもちろん、ずっと旺盛だったので正直実感が湧きません。
 ですが、まったく動くことなく、眠っているパンチを見ると現実を受け入れるしかありません。

 パンチが亡くなっているのを最初に発見したのは俺でした。

 今日、俺は外出したのですが、帰ってきた時には息をしていたので普通に寝てると思い、2階へ。
 5分後、下へ降りてみたらパンチがあまりにも静か。静かすぎました。
 声をかけても、身体を揺すってもピクリとも反応しませんでした。

 父が言うには、今朝は「後ろ足を支えて立たせようにも身体全体に力が入っていなかった」
 「少し泡らしきものを吐いた」とのことでした。今となっては予兆だったのでしょうか?
 上記の父の言葉はパンチが亡くなったあとに聞きました。

 父、母、俺も正直、亡くなるとは思っていなかったのでそれぞれの用事のために外出してました。
 
 帰ってきた時にもっと注意深くパンチを見ていれば… そもそも出かけなかったら…
 後悔してもしきれません。しかし情けない話、「食欲は変わらずずっとあった」ということを
 過信していました。
 もう11歳を過ぎた高齢、「まだしばらくは大丈夫」という保証はどこにもなかったのに…

 老衰なのか、それとも俺たち家族の不甲斐なさが原因か… 想像するのは怖いですが
 これまで大きな病気は一度もなかった。ならば最期も苦しまずに逝くことができていてほしいです。

 パンチはどう思っているかはわかりませんが、俺たち家族は出来る限りの愛情をパンチに注ぎました。
 パンチのお陰で家族の会話が増え、明るく、幸せになったのは間違いありません。
 パンチには感謝してもしたりません。本当にありがとう、パンチ。

$中途半端でもいいですか?
 パンチ、お前はうちの家族の一員で幸せだったよな…?