「簡単に自殺なんてしない。学校やクラスに何かあったのだと思う」

 自殺した東京都清瀬市の市立中学2年の女子生徒の両親は3日、取材に応じ、市教委や学校に真相究明を求めた。

 両親によると、女子生徒の言動に変わった様子はなかったという。自殺直前の週末も家族とバンクーバー五輪をテレビ観戦した。女子生徒は「モーグルをやってみたい」などと楽しげに話していたという。

 “予兆”がない中で自ら命を絶った愛娘。父親(52)は当初、「家庭が原因で自殺してしまったのかと思った」と自責の念にかられた。だが、自殺から約1週間が経ち、遺品の中から見つかった遺書には、いじめをほのめかす内容がつづられていた。

 絵が好きで「将来は絵の勉強をしたい」と両親に夢を語っていたという。遺書の裏にも、マンガのイラストが書き込まれていた。

 手書きの遺書は読み取るのが難しいほど小さな文字だった。母親(53)は「文字が縮こまって…。絶望しているように見える」と言葉を詰まらせた。

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