死刑について
わたくしは,死刑に,死刑制度に反対である.
死刑反対論者にはいろいろあって,そもそも刑法が人を殺してはいかんと言っているのに
国が率先して人の命をあやめるのはいかがなものかという人がいる.
原理的にはこの考えが一番すっきりして正しい.
しかし,わたくしは感情的に,人を殺したものがのうのうと生き延びることは許し難い.
自分が殺されたと想像すると,やはり,殺した相手を殺してやりたいと思う,,,だろう.
また,正当防衛で,殺しかかってきた相手を反撃で殺してしまうことが,殺人にならないことを考えれば
どのような凶悪な犯罪を起こしてもまったく死刑にならないのであれば,均衡が保たれていないと言うべきだろう.
なにより,死刑制度の存続があやしいと考えるのは,えん罪の存在である.
えん罪は,第二次大戦の戦前や戦後の話ではない.いまでも 続々とえん罪は再生産されつつあるのだ.
このような刑事司法の堕落にあっては,死刑のような後戻りのできない制度はいかがなものかと思う.
何年かまえに 大量の死刑囚が死刑台から生還する事件が起きた.
いまも,再審請求している死刑囚がいる.
基本的な刑事訴訟のシステムが変わっていないのだから,不幸にも,えん罪で死刑にされる無辜の人が
今でもいるに違いない.
死刑がないとなるとそれに変わる制度は,どうだろう.終身刑とかあるが,私は懲役刑を加算して懲役数百年
といったような刑(定期刑)が,いいと思っている.
死ぬまで獄につないでおくのは,逆に残酷という説もある.その説には反対だ.
やはり,現状の死刑囚が置かれている状態,いつ執行されるかわからず,看守の足音におびえながら
毎日を暮らすのは,不要な,刑罰ではないかと思う.
死刑反対論者にはいろいろあって,そもそも刑法が人を殺してはいかんと言っているのに
国が率先して人の命をあやめるのはいかがなものかという人がいる.
原理的にはこの考えが一番すっきりして正しい.
しかし,わたくしは感情的に,人を殺したものがのうのうと生き延びることは許し難い.
自分が殺されたと想像すると,やはり,殺した相手を殺してやりたいと思う,,,だろう.
また,正当防衛で,殺しかかってきた相手を反撃で殺してしまうことが,殺人にならないことを考えれば
どのような凶悪な犯罪を起こしてもまったく死刑にならないのであれば,均衡が保たれていないと言うべきだろう.
なにより,死刑制度の存続があやしいと考えるのは,えん罪の存在である.
えん罪は,第二次大戦の戦前や戦後の話ではない.いまでも 続々とえん罪は再生産されつつあるのだ.
このような刑事司法の堕落にあっては,死刑のような後戻りのできない制度はいかがなものかと思う.
何年かまえに 大量の死刑囚が死刑台から生還する事件が起きた.
いまも,再審請求している死刑囚がいる.
基本的な刑事訴訟のシステムが変わっていないのだから,不幸にも,えん罪で死刑にされる無辜の人が
今でもいるに違いない.
死刑がないとなるとそれに変わる制度は,どうだろう.終身刑とかあるが,私は懲役刑を加算して懲役数百年
といったような刑(定期刑)が,いいと思っている.
死ぬまで獄につないでおくのは,逆に残酷という説もある.その説には反対だ.
やはり,現状の死刑囚が置かれている状態,いつ執行されるかわからず,看守の足音におびえながら
毎日を暮らすのは,不要な,刑罰ではないかと思う.