思い出 | 障がい者の独り言

障がい者の独り言

身体中途障害者


今日ブロ友さんの記事を読んでいて



私の大切な思い出を思い出した



この病気になり2回男泣きしてる・・



1回目が急性期車椅子に乗れるようになり



初めて妻と二人になった時と



2回目がこの思い出だ








ちょうど蝉の泣き声がうるさい2年前の夏



入院してた病院がお盆休みでちょっと静かな頃



病室が同じ○○さんも先週退院



自分はいつ退院出来るんだろう・・



病院で開催された盆踊りの後片付け風景



なんだか無性に淋しい・・・



いったい・・いつまで自分は何やってるんだ・・・



やりきれない思いと



なんか自分だけが取り残されてるような淋しさ






今日は作業療法士OTのリハビリだ



おはようございます



おはようございます



う~ちょっと待って



え・・



OTさんが車椅子を持って来た

             もうこの頃は杖で歩行してた



今日は特別車椅子で散歩しよ・・



OTさんは私の



淋しさで砕けて粉々になりそうな心を



見抜いていた・・・



黙ったまま車椅子に座った・・・



こらえきれず涙があふれてきた



こらえればこらえるほど・・・



気が付いたら大声で泣いていた



なりふり構わず泣いた・・・



周りから見られようが関係なく泣いた



黙って車椅子を押して庭へ出てくれた



30分位だろうかお互い何も会話なく



黙って車椅子を押してくれた



OT担当のリハビリ時間全て散歩してくれた



病室へ戻り



OTさんの心の優しさに・・・



また涙が・・



声がつまり



ありがとうが言えなかった



人の優しさで涙した暑い夏の思い出






絶対忘れない・グッド!