トトロと言えば誰もが知っているジブリの人気映画『となりのトトロ』に出てくる不思議な生き物です。
『となりのトトロ』には3種類のトトロが登場しますが
それぞれ「大トトロ」「中トトロ」「小トトロ」と呼ばれています。
でもこのトトロにちゃんとした名前がそれぞれ設定されていることを知っている人は少ないのではないでしょうか。
巨大なクスノキに住んでいる森の主「大トトロ」の名前はミミンズク。
少し小さめの中トトロの名前はズク。
一番小さな小トトロはチビトトロと呼ばれることもありますが本当の名前はミン。
そしてこの3匹のトトロには年齢も設定されています。
それぞれ大トトロ(ミミンズク)が1302歳、中トトロ(ズク)が679歳、小トトロ(ミン)が109歳です。
見た目の割にトトロって高齢なんですね。
実はこれらの情報は宮崎駿監督が絵本用に描いた「初期のイメージボード」に書かれていたものです。
「初期のイメージボード」には
大トトロのミミンズクを「おおとうさん」、
中トトロのズクを「とうさん」、
とも書かれています。
トトロに関する豆知識をもう一つ紹介します。
ミミンズクが発した「ドゥオ、ドゥオ、ヴォロー」と言う声を聞いたメイが名前と勘違いして「トトロ! あなたトトロっていうのね。」
というわけで物語の中ではトトロと呼ばれることになりましたが
この時のミミンズクの「ドゥオ、ドゥオ、ヴォロー」、本当は「眠いよー」という意味だったのです。
別に自分で「トトロ」と名乗ったわけではなかったんですね。
ちなみにこの「トトロ」という名前は
宮崎駿監督の知人の女の子が「所沢」という地名を「ととろざわ」と発音したことに由来すると言われています。
以上、『となりのトトロ』の豆知識でした。
ちょっとしたマニアックな情報をしってから改めて映画を見てみれば
また違った楽しみ方ができるかも知れません。