おおいぬ座の南西、うさぎ座の南・地上側で、地平線すれすれにあります.1592年にペトルス・プランシウスが創作した小さな星座です.1年越しでやっと撮影も街灯にやられています.
みずがめ座の三ツ矢を大きくした感じですが、旧約聖書の「創世記」に登場する大洪水にまつわる、ノアの方舟から放たれた鳩が、オリーブの葉を加えて帰ってくる姿との旨.

うさぎ座の下で、判りやすい形ですから判ることはわかります.でも、暗い見晴らしの良いところで撮りたいものです.その西側に、ニコラ・ルイ・ド・ラカーユによって18世紀に設定された、ちょうこくぐ座が見えますが、その存在を知っている人は少ない.馴染ものない星々なので、案内図のみです.
オリオン座、おおいぬ座から辿ってみて下さい.
[とも座]
おおいぬ座のしっぽのすぐ東に、天の川に沿って南に走る大きな星座.「とも」とは船の尾部に当たる部分で、かつてはアルゴ船という大きな星座の一部だったのです.
1752年、ニコラ・ルイ・ド・ラカーユによって4つに分割され、とも座・らしんばん座・ほ座・りゅうこつ座の各部分名となっていますが、とも座の一部しか見えません.
那須では、とも座の半分くらいしか見えません.その南に、全天2番目の明るさのりゅうこつ座カノープスがあるのですが、ウ、ウ、ウ、至極残念.

この星座も馴染みがない上、全貌を捉えていないので案内図のみです.見所は、
M46:散開星団.M47と近接して見える.
M47:散開星団.隣のM46より明るい星が散在している.写真には入らなかった.
M93:散開星団.意外に暗いが、よく写る.
NGC 2451:散開星団.中央のまばらな星団.
NGC 2477 :散開星団.並んでいるが2451の東側の緻密な星団.
今がチャンスなので、何とか大きく撮ってみたいです^^街灯君と電線君、宜しくお願いします.