②からのつづき

日本国内での活動妨害 

2010年、3人はC-JeSを介してエイベックスとマネージメント契約を結び、日本における東方神起の活動休止発表後活動を再開しました。 
しかし同年9月16日にエイベックスが突然3人の活動休止を発表しました。*16 
理由は、「(1) 3人のマネジメント業務を行っているC-JeSの代表者が、暴力団幹部の経歴をもつ父親の威力を背景に担当アーティストを恐喝し、強要罪で実刑判決を受け服役していた、との報道につき、当社は事実関係を調査しておりました。その結果、現時点での暴力団との関係こそ明らかではないものの、その他につきましては上記報道がすべて事実であることが判明いたしました。 (2)また、韓国で係争中の3人の専属契約確認訴訟の進展により、彼らと当社との専属契約自体が無効とされる可能性が高まってまいりました。 
当社はコンプライアンス重視、企業倫理遵守の経営方針から、これらの問題が解決されない限り、彼らのアーティスト活動をマネジメントするべきではないと判断いたしました。」というものでした。 

(1)を言い換えると、契約先の会社社長に犯罪歴がある場合、または暴力団との関係があるという噂がある場合はたとえ本人には何も問題がなくても活動を休止するということです。 
犯罪歴を問題視するのであれば上場企業たるものそもそも最初の契約時に確認しているはずではないですか?それにたとえ犯罪歴があってもすでに服役を終えている人を公に批判するのは差別ではないでしょうか? 
そして暴力団との関係については、なんと驚いたことに「疑い」という噂をベースにしているということです。しかも確認は取れなかったのです。 
いずれにしてもこの文書の書き方では何が判明した事実なのか非常にわかりにくく、結果的に「犯罪」や「暴力団」と言った黒いイメージを植え付けています。 
そもそもこれは先だって韓国で突然1つの記事*17が上がったことに端を発しました。その記事は韓国では他のどこのマスコミも相手にせず特に大きな話題にはならなかったのですが、なぜか日本のマスコミが大挙して飛びつきました。そしてこの韓国記事は数日後に誤報であったと記者自ら訂正記事*18を上げたのですが、日本では一切報道されませんでした。 
また、重要なのはこの問題は3人とは一切関係の無いことだということです。 
もう一度言います。3人は一切関係無いのです。 
実際3人側の公式見解*19によるとC-JeSの代表が契約上支障になるのであればエイベックスとの契約において外してもよいと言ったのにも関わらず一切これを聞き入れなかったということです。エイベックスが聞き入れなかったのはこれが単に言いがかりであり他にどうしても3人の活動を休止したい理由があったと考えるのが自然でしょう。 

(2)も可能性の話であり、いったい何をもって「可能性が高まった」のか根拠が全く示されていません。その後2重契約に当たらないことが韓国の裁判所で確認されています。*20しかし、今現在もそれに関して訂正等が一切されていません。 

注目すべきことは、この時の黒い噂記事の日本のマスコミ報道、エイベックスからの活動休止発表とそれに伴うマスコミ報道により3人に対するいわれのない黒いイメージがファン及び一般の人たちに植え付けられたことです。芸能人にとってイメージは最も大切なものの一つです。それがこのような根拠の無い報道によりしかも本人とは関係がないのに傷付けられたのです。これは重大な名誉棄損と考えます。 

また、エイベックスは「コンプライアンス重視、企業倫理遵守の経営方針から、これらの問題が解決されない限り、彼らのアーティスト活動をマネジメントするべきではない」としていますが、エイベックスの社長自らが噂どころか暴力団との関係で訴えられています。*21トップニュース扱いされてもおかしくないくらいのことなのに、なぜかこれに関してマスコミの報道がほとんどありません。現在も裁判係争中であり、前出の経営方針から言えばエイベックスは全所属アーティストの活動を休止するべきではないでしょうか? 

更に、所属会社の役員に犯罪歴があるだけでダメだというなら、SMの創業者であり実権を握っているイ・スマン元会長は以前有罪判決を受けています。*22これもエイベックスの言う経営方針から考えたらエイベックスで活動する全SM所属アーティストの活動を休止するべきではないでしょうか? 

3人に対してだけどうして活動休止扱いがされるのかまったく矛盾しており到底納得できません。 
また、3人側に問題があるとするのであれば活動休止ではなく単に契約解除すればいいことです。契約解除ではなく活動休止とすることで意図的に日本で活動できないようにしているとしか思えません。 
このようなことからエイベックスからの一方的な活動休止は到底納得ができませんし受け入れることができません。エイベックスは即座に活動休止宣言を撤回し3人との契約を解除すべきと考えます。 

更にエイベックスは活動休止発表後も3人関連の商品を売り続けました。 
活動休止発表直前に有料のサイトを開設*23し、発表後反発したファンが退会・返金希望するも一切受け入れられませんでした。活動休止が突然決定されたとは考えにくく、これはファンに対する詐欺行為と言われても仕方ないのではないでしょうか? 
また、3人に許可なくDVDを発売*24し、しかもその売り上げをオリコンランキングに計上しない*25という暴挙に及びました。活動を休止された3人を少しでも認知してもらう為にランキングを上げようとDVDを購入したファンの思いを踏みにじったのです。まさかオリコンランキングが一企業の思惑で操作が可能であるなどと知る由もなく、せめて事前にランキング計上されないことが発表されていれば買わなかったファンも沢山いたはずです。 

そして更に驚いたことにエイベックスは3人との契約解除を拒んでおきながら契約金を途中から支払っていなかった*26ことが判明しました。 
エイベックスのJYJのマネジメントを行わないという契約違反や債務不履行により契約が解除されたと考えたJYJ側が日本での公演を計画したところ、エイベックスが妨害し予定していた会場側がことごとくキャンセルするという事態が発生しました。結局理解ある良心的な会場が受け入れてくださり2011年6月東日本大震災のチャリティ公演として開催されました。しかしこの会場をエイベックスが後日提訴*27するに至り現在係争中となっています。 

このようなあからさまな妨害によりJYJに使用を許可してくれる会場はほとんどなくなりました。 
2011年10月にJYJはチャリティコンサートを開催してくれましたが、会場は都会から遠く離れ決してアクセスが良いとは言えない茨城県の国営野外会場でした。それでも多くのファンが行くことを希望し8万人が参加しましたが、この時の妨害も凄まじいものでした。これには数々の証言が上がっています。*28 

その後も日本での活動が一切できない状況が続いています。 
今回11月15日にKBEE2012の広報大使として来日しましたが当初予定されていた公演は妨害の為できませんでした。*29歌手なのに歌を歌うことができないという異常事態が続いているのです。 
更に11月23日にはジュンスがFC MENのサッカーの試合前に行われるチャリティコンサートで歌うとされていますが、果たして本当に歌うことができるのか注視しています。 

また、報道についても一方的にJYJに不利な報道が繰り返されています。 
最近では国外での韓流ニュースでさえ報道する日本のマスコミが増えましたが、ことJYJに関しては実際世界をまたにかけて活躍しているし多大な寄付などもしているにも関わらずそれらのニュースは一切報道されません。一部の韓国系メディアが報じるのみです。それなのに韓国でJYJに対して悪意のある記事が上がるとすぐに日本のマスコミが飛びついて大々的に報道します。 
一部の日本の新聞や雑誌は繰り返し執拗にJYJに対する悪意のある記事を掲載しています。彼らの記事はいつも一方寄りの見解を載せ、決してJYJ側に直接取材をしません。 
これらにより、一般の人たちはJYJに対して無知、あるいは知っていても悪いイメージを植え付けられてしまったと言わざるをえません。 
一方で、なぜか定期的に5人の東方神起復活の噂記事が掲載され、一部の復活を望むファンを繋ぎとめると共に、一般の人たちには実情とかけ離れた認識を持たれるという状況になっています。 
こういった報道がされているのは世界中で日本だけであり本当に恥ずかしい限りです。 

④へつづく