プロテックSTAFFブログ -57ページ目

LEDヘッドライト検査して来ました。FINAL

プロテック 営業部 ムランティーノです。
LEDプロジェクターヘッドライトの車検対応への道シリーズ完結編です。

車検間近のホーネット600に装着して自動車検査登録事務所【通称・陸事】で車検を通して来ました。


その前に毎度毎度のご協力を頂いております、
ライダーズスタンド川越2りんかん様 にて光軸調整をさせて頂きました。



新光源(HIDやLED)対応のテスター【IYASAKA製HLT-130】で調整します。



上下角はヘッドライトステー左右の共締めボルトを緩めて調整し、
左右角はライト内部の可動アーム下のナットを緩めて左右に動かして調整します。


光度、左右上下角もバッチリです。


調整も済んだところで車検を通す管轄の多摩自動車検査登録事務所へ来ました。
ここの2輪専用ラインには新光源(HIDやLED)対応のヘッドライト検査機が配備されております。


申請書の記入や納税確認、自賠責加入を済ませていざ検査ラインへ並びます。



ライン入り口で待機していると検査官の人達に囲まれ、

検査官 「そのライト何ですか?」

ムランティーノ 「LEDです!」

検査官 「ノーマルですか?」

ムランティーノ 「いえ、弊社で開発した新兵器、いや新製品です!」

検査官 「へ? じゃぁハイロー切り替えて。」

LEDライト 「ウィッン! ウィッン!」

検査官 「おぉ~~!」

ムランティーノ 「ザクみたいでしょ」

検査官 「とりあえず、ブレーキ、スピードメーター、光軸を検査します。その後0番ラインへ行ってください」

検査官 「あっ、すみません。ちなみにおいくら万円ですか?」

ムランティーノ 「\46,000 税抜きです」

検査官 「高いっすね~」



ヘッドライトの光軸も一発○で2輪専用検査ラインから0(ゼロ)番コースへ移動して
LEDプロジェクターヘッドライトについてアレコレと質問攻めに遭いましたが特に問題も無く総合判定も○。


ちなみにその他の灯火類にあたるイカリングも車検OKでした。
基準は300カンデラ以下である事と色が白い事の両面クリアーしているのでこれまた問題無し。


実際に車検にパスした実績も付いた事で晴れて車検対応品として発売する事が出来ます。
今後は一応念の為、日本車両検査協会にて最高光度と色温度の検査を行って、
検査成績書を発行してもらい商品に同梱したいと思います。
光度については検査ラインの測定器で○がでればOKですが、発光色については検査官の目視による
判定になるので、6000k以下である事を証明する書面があれば万が一の場合でも車検通す事が可能です。

もう一度言いますが、完全車検対応品として発売します

発売前に現物を見る事が出来るチャンスがあるんですよ~。
3月27日~29日に開催される東京モーターサイクルショーで展示します。
また4月11日からのプロテック店頭イベントでもデモ機やデモ車(ゼファー750)を展示します。

実際にその目で確かめてご購入をご検討下さい。

ホーネット600にLEDプロジェクターヘッドライト装着

プロテック 営業部 ムランティーノです。
新光源LEDヘッドライトの発売もいよいよ秒読み段階に入って来ました。
光度、カットラインの仕様はバッチリ決まりましたが、
肝心の車検にちゃんと通るのかと言う問題に対して実際にユーザー車検を通す事になりました。


その実験台になるのはこちらのバイク、ちょうど1ヶ月後に車検を控えたホーネット600です。


さすが近代のネイキッドバイクですね。違和感無くバッチリ似合ってます。


ただホンダのネイキッドバイクに言える事なんですが、
ヘッドライト内のワイヤーハーネスの量がとっても多いんです。
収まりきらないハーネス達はカプラーに自己融着テープ巻いて防水処理しました。
※ちなみに下の画像はゼファー750ですが、ホーネットも同じ様に防水処理してます。


取り付け部のヘッドライトケースの幅は200mmです。
ホンダのホーネットやCB400SFはピッタリサイズなのですが、ゼファー400/750に装着する際には
ヘッドライトステーとの間に3mmのアルミスペーサーカラーを左右1個ずつ入れて調整しました。
また取り付けボルトは8mmですので10mmボルトの車種は別途8mmボルトを用意します。


上下方向への調整はヘッドライト自体を上下に動かして調整します。
左右方向への調整は画像の様にLED灯体を固定しているナットを緩めて左右に動かして調整します。


このホーネットで自動車検査登録事務所(陸運局)を持ち込んでユーザー車検して来ます。
レポートはまたブログで報告します。

モーターサイクルショーに向けて

プロテック 営業部 ムランティーノです。
1週間ぶりのご無沙汰です。最近はモーターサイクルショーの準備に大忙しな日々です。

発売間近のLEDプロジェクターヘッドライトの点灯ディスプレイを作成しました。
丸目ネイキッド用とZRXやGPZ900R Ninja用の角目の2タイプです。
実際に点灯しHi/Loの切り替えが可能なデモ機です。


商品説明のPOPなどもイラレで作成しております。


3月27日~29日は東京ビッグサイトで開催される東京モーターサイクルショーにお越しください。

デジタルフューエルメーターのデータ書き換えサービスです

プロテック 営業部 ムランティーノです。
正確にガソリン残量と使用量がリアルタイムで分かるデジタルフューエルメーターの
データ書き換えサービスをご紹介致します。


車種専用キットは出荷時にパソコンを使って専用データを書き込んでますが、
バイクを乗り替えた時に燃料計の再登録が面倒だなんてユーザーさんのご要望にお応えして、
有料(¥2,000税抜)ですがデータ書き換えサービスを行っております。




データ書き換えと言えばファミコンディスクシステムのゲーム書き換え(¥500)を思い出します。


実際の書き換えはパソコンと燃料計を専用の機械でつないで行います。


この書き換えはDG-329をDG-325にする事も出来ます。

ご依頼方法は、元払いで燃料計を送って頂き書き換え後は代引きで発送致します。
費用は、書き換え代¥2,160(税込)+返送時の送料&代引き手数料¥972(税抜)の合計¥3,132です。
納期は到着後1~2営業日でご返送致します。

お送り先は、
〒216-0006 神奈川県川崎市宮前区宮前平2-5-16
㈱プロテック サービス課  電話 044-870-7155

LEDヘッドライト検査して来ました。PART4

プロテック 営業部 ムランティーノです。
開発中のLEDヘッドライトの仕様決定もいよいよ大詰めのです。
光度は車検基準の15,000カンデラを上回る20,000カンデラ以上出ているので問題無しです。
対向車に迷惑にならないようにグレアをカットする遮光板の仕様を煮詰めてきました。


今回も検査のご協力はライダーズスタンド川越2りんかん様 です。


こんな感じにLEDライトを測定器の前にセットして検証していきました。
グレアカットする遮光板を数種類用意してそれぞれの光度を測定します。


LEDチップをギリギリ隠さない程度の遮光板でも21,600カンデラ出ています。
実際の製品ではLEDチップの中心から2~3mm下げたところに遮光板を取り付ける仕様に決まりました。
この仕様での光度は22,000カンデラですので、某社のLEDバルブを上回ってますね。


製品仕様が決まったところで、念のため陸運局近くのテスター屋へゼファーを持ち込んで検査しました。

そして事件は起こった!
検査の結果は光度13,000カンデラ?!



2万カンデラ以上出ているはずなのになぜ?
しかもそのテスター屋の機械は新光源対応機種のリストに載っている物。


って事で2件目のテスター屋さんへ移動。
ムランティーノがいつもお世話になっている米山自動車さん。
ここの計測器はANZENのHLI-2000と言う機種でもちろんHIDやLEDの新光源対応。


測定の結果は23,000カンデラでグレアカットもバッチリ!
これで製品仕様が決定しましたので、今後は日本車両検査協会様にて光度測定を行い、
製品に添付する光度証明書を発行してもらいます。

また、実際に陸運局にてこのヘッドライトを装着した車両を車検ラインに入れて検査してきます。
これにパス出来れば正真正銘の車検対応品として堂々と発売する事ができます。

LEDヘッドライト検査して来ました。PART3

プロテック 営業部 ムランティーノです。
3月の発売に向けて急ピッチで開発を進めているLEDヘッドライトです。
試作3号機を検査して来ました。検査のご協力は毎度毎度のライダーズスタンド川越2りんかん様 です。



ライダーズスタンド川越2りんかん様 には新光源(HIDやLED)対応のテスターがあり、
HIDやLEDライト取り付け後の検査が出来る数少ない2りんかんです。
設置されているテスターはIYASAKA製HLT-130と言う機種で国土交通省が認めているテスターです。


今回もPITスタッフの方にお願いして試作3号機の光軸&光度測定を行います。


今回の測定目的は大きく分けて2つあります。
①入力電流別の光度測定。
②カットライン(グレア)の設定。

①については1.5A~2.5Aまで入力電流を変化させてその光度を測定します。
下の画像は1.5A入力で光度19,700カンデラ出ている事を示した物です。
最大2.5A入力では27,000カンデラを記録しました。



こちらはカットラインを確認する為の遮光板です。
試作って事で厚紙を切り抜いて取っ替え引っ換えいろいろと試して行きます。
湾曲してカットしているのはプロジェクターレンズを通して出るカットラインが水平になる様にするためです。


結果は湾曲しているとカットラインよりも上に光が散ってしまってNGでした。
前回のテストで採用した横一文字水平に切り出した方がキレイにカットラインが出ていました。


今回の測定では前回の18,400カンデラを上回る結果が出ました。
あとはカットラインの遮光板の設定を煮詰めれば完璧な車検対応LEDヘッドライトの完成です。
実際の製品化にあたってはLEDライトと切っても切り離せない放熱の問題もありますので、
2.5A入力での27,000カンデラにするか、他社製の公表スペックの21,000カンデラを超えるところで
落ち着かせるか検討します。


現在、過酷な条件化で熱耐久テストをしておりますので、その結果次第ではハイパワーな製品になる事でしょう。
進捗はまたこのブログにて公開して行きますのでお楽しみに~。

間もなく発売!ZRX1200R用LEDプロジェクターヘッドライトkit

プロテック 営業部 ムランティーノです。
最近はLEDライト装着したバイクが増えて来ましたね。

って事でプロテックでもLEDヘッドライトの開発をしています。
とは言ってもバルブ交換型のLEDではありません。
発売中のLEDフォグをヘッドライト用に改修した物です。

今回はZRX1200R用の角型タイプの試作品が完成したのでご紹介します。

こちらが装着した状態です。


アップしてみると周辺の黒い部分がカーボン柄になっているのが分かりますね~。
そしてフレームはクロームメッキ加工をしてあります。
画像でも高級感出ていると思いますが、実物はもっとかっこよく見えますよ~。


こちらが点灯した状態です。ちゃ~んとHi/Loの切り替えだって出来ます。


そして皆さん気になる車検対応品かどうかと言うところは・・・、


















あえて言おう!車検対応品であると!









車検基準の15,000カンデラを超える測定結果が出てますのでご安心下さい。
明日、実際にテスター屋へ持ち込んで陸運局の検査ラインと同等の検査をして来ます。
たぶん大丈夫だと思いますが、その結果はまた当ブログで報告します。

LEDフォグライト対応のFETリレースイッチ発売しました。

プロテック 営業部 ムランティーノです。
好評発売中のLEDフォグライトに対応したON/OFFスイッチを発売しました。
品番:11604 【FRS-110】 FETリレースイッチ 価格¥3,000(税抜)


このスイッチは場所を選ばないコンパクトな設計で、バイクのハンドル回りの僅かなスペースが
あれば取り付け可能なんです。


実際にゼファー750に装着してみました。
スイッチBOXの平らな面に両面テープで貼ってみたところジャストミートです!

スイッチの操作感はカチッと何とも気持ちの良いクリック感があります。
スライド式スイッチより格段に操作しやすいですよ~。


配線はとっても簡単です。
車両から12v+、-を入力して、接続したい機器の+側に出力するだけです。

12v Max5A (60w)対応なのでヘッドライトのON/OFFスイッチとしても使用可能ですが、
常時点灯のヘッドライトの車両に使うと整備不良になるのでご注意ください。

LEDヘッドライト検査して来ました。PART2

プロテック 営業部 ムランティーノです。
先日見事に!?基準適合基準落ちしたLEDヘッドライトですが、
車検適合基準を超える為、試行錯誤し改良した試作2号機で測定をして来ました。

試作2号機といえばガンダム試作2号機GP-02サイサリス。アトミックバズーカ級の威力を
引っ提げてまさに「ソロモンよ私は帰って来た!」的なリベンジアタックの慣行です。

ガンヲタ ムランティーノの戯言にお付き合いありがとうございます。

まずは下の画像をご覧下さい。
ライダーズスタンド川越2りんかん様 の店長&ピットスタッフの協力のもと、
新光源対応のテスターにて測定し、基準光度の15,000カンデラを超える事が出来ましたチョキ
(下の画像の左上の光度計の表示184となっています。これは18,400カンデラを示します。)

測定時にテスターに対してLEDライトをいろんな角度や距離で照射したんですが、
当て方によっては20,000カンデラ以上の数値も出ていたので、LEDチップとレンズの距離や、
LEDチップの配列、数、反射板などによってはもっともっと光度を上げる事の出来る可能性もあります。

って事で、現状の仕様でも十分車検対応品だと言う事になりました。

ちなみに
そのほか下記のような基準もあります。
・灯光の色は、白色又は淡黄色であること。
・度が10,000cd以上の前照灯は、減光し又は照射方向を下向きに変換することができる構造であること。
 (つまりハイ、ロー切り替えが出来る構造って事ですね~)
・ロービーム照射は40m先、ハイビーム照射100m先の交通上の障害物を確認できる性能を有すること。

上記の基準を同時にクリアー出来る仕様の製品になるように開発も最終段階に入っていきます。
3月開催の東京モーターサイクルショーまでには車検対応品として発売を開始したいですね。


下の画像はW800に装着した試作品です。
Hi/Lo切り替えの6000ケルビンLEDプロジェクターライトに白LEDのイカリングが
車種を選ばずカスタム度合いが高まりますね~。


LEDヘッドライト検査して来ました。

プロテック 営業部 ムランティーノです。
開発中のLEDヘッドライトの車検基準適合の検査をして来ました。

残念ながら現在の仕様では適合基準の15,000カンデラには届きませんでした。


見た目ではハロゲンよりも、HIDよりも明るいのになぜ?

ここに光軸測定器の構造による落とし穴がありました。





現在の仕様では30wで2800ルーメンの面発光のLEDを使用しているんですが、
プロジェクターレンズを通して出る光はそのまま面で出て行くために、
見た目は明るいのですが、測定器はその中の1番明るい点を探します。

1個1wのLEDのカンデラを測定して数値として出しているので、見た目明るくても
測定器としては1/30個のLEDを読み取ってその明るさを判定しているんです。

って事は、LEDを点発光にして基準値をクリアー出来る物を作ればいいのだ~。

現在いろんな種類のCREE製LEDを取り寄せて日々実験開発しております。

そして今日、圧倒的な数値を叩き出した試作品モデルが出来ちゃいました。
今後テストを重ね必ず車検対応LEDヘッドライトを発売したいとがんばります。