日本人内野手がメジャーで通用しないのは、スローイングが弱いから? | ベースボールバイブル
こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。


巷でこんな事が言われてます。


『日本人の内野手がメジャーで通用しないのは、スローイングの強さが違うから!』


って。


まあ、


言われてみれば、その通り・・・


のような、


そうでもないような・・・


というのも、


例えば、西岡選手。


肩は弱くないですよね。


かなり強い選手です。


まあ、見て下さい。





142キロですからね。


真剣に準備すれば、


145キロは出るでしょうね。


で、


こんなボールを投げる選手が
メジャーでは肩が弱い?


ホンマかな?


と。


じゃあ、


メジャーの内野手たちは
150キロは出せるという事か?


そんな事はないのではないか
と、思うんですが・・・


まあ、


出す選手もいるかもしれませんが・・・


で、何が言いたいか?


それは、


日本人の肩が弱いわけではない!


と、僕は思っているという事です。


では、


次は西岡選手のプレーを
見てみましょう。


スローイングに注目して下さい。





いかがですか?


僕の目にはキレイに伸びている
素晴らしいボールに映ります。


でも、


確かに日本人が絶対に敵わない
スローイングの領域がある。


それも事実です。


それは、どういう事か?


要は、日本人選手は、


自分の姿勢。


自分のタイミング。


こういう状態で捕球できた時は、
メジャーの選手には劣らない。


けど、


メジャーの選手は、


崩れた姿勢からでも、
強いボールが投げられる。


この差はあると思います。


まあ、見てみましょう。





いかがでしょうか?


凄いですよね^^;


とんでもない姿勢から、
信じられないボールを投げる。


ここが凄い。


で、


こういう話をすると、
先天的な問題で終わります。


まあ、大抵そうです。


だから、


あんまり話しません。


が、


ブログだから言っちゃいます^^


「子供の頃から練習しとけば、何とかなる!」


え~っと。


日本の野球って・・・


あっ、


これはメリットとデメリットが
あるとは思うんですけど・・・


勝利至上主義。


だと思います。


小さい頃から勝つ事が大事だと。


そうやって育ってきます。


もちろん、


僕は悪い事だとは思っていません。


けど、


そのおかげでトリッキーな
プレーは悪とされます。


じゃなくて、


勝利至上主義だからこそ、
もっとアウトにこだわれ!


って。


例えば、


先日のメジャーリーグの
プレーオフでの出来事です。


7回まで3vs0で
ヤンキースがリードしてました。


しかし、


8回表に1点を返されます。


この時点で3vs1。


なおも、ツーアウト満塁。


ワンヒットで同点。


一つのエラーでも同点になる
緊張の場面です。


ここで、なんとジーター選手の
前にボテボテのゴロが!


日本人ならどうでしょうか?


堅実に行きたくなる場面です。


少なくとも、僕なら・・・


「内野安打になっても、まだ1点勝ってるから・・・。無理せずに堅実に・・・。だって、僕のエラーで負けたって思われるの嫌やもん。暴投なんて投げてみぃ。エライ事になるで・・・」


って思っちゃいます^^;


でも、


それではアウトになりません。


では、


ジーター選手は
どうしたと思いますか?


彼は、


アウトにこだわりました。


ご覧下さい。





これですよね。


この試合は、
一発勝負の試合です。


勝ったら、次に進める。


が、


負けたら、これで終わり。


高校野球と同じなわけです。


その試合でも、
彼はアウトにこだわった。


ここが凄い。


まあ、


ジーター選手が凄いんです。


が、


これを許せる環境。


そういうものも必要なのでは
ないかなと思うわけです。


もし、


ここで彼が暴投を投げていれば・・・


一気に同点です。


でも、


アウトにこだわる姿勢を
認めてあげられる。


そんな環境が
必要だと思うんですよね。


それは、


小学生からあっていいと
僕自身は思っています。


小学生でもガンガンやれ!


って^^


だって憧れもありますよね?


あんなプレーをしたい。


って。


だから、


やらせればいいやん。


って、思うんです。


その積み重ねが、


崩れた姿勢からの強いスローイングを作る。


と、僕は信じています。


先天的なもの。


それもあるかもしれません。


けど、


だからといって、
何もしようとしないって・・・


『どうなん?』


て、思うわけです。


実は、


これは、あるワンプレーを
見て思ったわけです。


だって、


僕も、堅実派ですからね。


何でも堅実に、堅実に。


基本的にはコッチ派です。


でも、


リトルリーグの世界大会。


これを見ていた時、


ベネズエラのショートの選手が、
ビシッとジャンピングスローを
決めたんです。


ハッとさせられましたねぇ。


日本で小学生や中学生が
そんなプレーを見せる事は
まずありません。


それを12歳の選手が・・・


しかも、


何の違和感もなく・・・


それを見た時に、


『あっ、こりゃ埋められへん差があるな・・・』


と・・・


だって、


大きくなってからでは
遅いですからね。


もう、どうしようもない。


だから、


小学生からやらせないと
いけないと思ったんです。


もちろん基本も大事です。


けど、


体を自由に使える能力は
それ以上に大事だと・・・


僕自身は思っています。


すみません。


長くなりましたが・・・


僕は最近、小学生にも
こんな練習をさせていると
伝えたかっただけです^^;