おはようございます。
札幌で接遇マナーを第一に実直に生活している 菊地浩一郎です。
運試しに時々ロトとジャンボの宝くじを同じ売り場で買っていますが
いつも同じところで買っていると
言葉こそ交わさないものの、なんとなく
顔馴染み感がお互いの間を流れます。
最近、入ったと思われる新しいスタッフの女性が
雰囲気も、言葉遣いも、実際の接客も
丁寧で、真面目そのものといった感じなのですが
それだけに、「もったいないなぁ」と思っているのが
『ありがとうございます』というお礼の言葉を言う際に
手が動いて他の作業を行い、視線がお客さんから
はずれてしまっていることです。
どこから見ても、真面目そうで、ぞんざいな感じがゼロなだけに
最後の場面で、目の前にいるお客さんを見ずに
次の作業に気持ちがいってしまっているのが
本当にもったいないと感じます。
こういう、ちょっとした接客態度のズレは
真面目で一所懸命であるがゆえに
冒してしまう過ちとも言えます。
教わった通りに効率良く業務をこなすことに一所懸命で
先の仕事に気持ちが向いてしまう。
対面で接客応対する仕事の人は次の作業よりも
常に目の前にいるお客さんへの意識を優先させることが大事です。
良い接客というのは、他の追随を許さないような、“神対応” ではなく
目の前に居る人と、きちんと相対する態度と意識です。
「ちゃんと自分を見て言ってるな」と思わせる接客が
お客さんに満足感を与え、その人を常連さんにしていくのではないでしょうか。
心のこもった接客とはそういうことだと思います。