今日も、シアトルからお届けします。
Yukakoです。

 

みなさーん、

今日から”春”です。。。。

 

 

って、今日は天気いいけど、明日からまた毎日雨やん!どこが春やねん!寒いやんけん!雪雪の結晶雨(何弁かよくわかんなくなってる。。。)

 

 

気を取り直して、ここで春の話題をひとつ。。

 

 

世界中にいる日本人にとって桜を見ると感じる思い。。。。

それは”日本”です。

 

 

桜を見ると、故郷の日本を思い出さずにはいられないのです。。。。

ああああ、ホームシック。。。

 

 

幸運なことにシアトルには全米でも有名な桜(ソメイヨシノ)の名所がワシントン大学(UW)の中庭にあります。

 

UWを卒業したアメリカ人の同僚や友達もよく

”春になるとあのQuad(中庭)に咲く満開の桜を見るのが毎年楽しみだったよ~”

と言っていました。

 

アメリカ人でもそう言う位なんだから、シアトルの日本人はUWの桜が満開になるのを指折り数えて待っています。。。

 

私は日本にいたとき伝統的なお花見(桜の下で宴会するやつ)したことないんだけど、こんなに綺麗だとお弁当持ってきて桜の下で食べたい~ってやっぱり思うよね。

 

今年のシアトルの冬は雨傘・雪雪の結晶・雨雷・雨傘・雪雪の結晶の連続。。

 

桜の開花は例年より遅いようです。。 (忍耐)

 

 

 

実は私にはもうひとつ、桜を見ると思い出すことがあるのです。。

 

 

私の愛犬ミミと毎日一緒に歩いた散歩道。

雨の日も風の日も、今思えばよく毎日朝早く起きてよく散歩したなあ~と思いますが、

 

車が通る大きい道を歩くのが嫌いだったので、近所のちょっとお金持ちが住む住宅街を散歩していたのですが、

 

春になると毎年庭に桜の花が咲く家がありました。

 

毎年毎年、散歩しながら

 

”あ~、今年もまた春が来たなあ~”と

 

ミミに話しかけながら歩いた道。

 

 

とうとうミミが虹の橋を渡ってしまった時、獣医さんに亡骸をどうしたいかと聞かれ

 

”火葬にしてください。灰を引き取ります”

 

とお願いしました。

 

 

私にはずっと決めていたことがあったのでした。。

 

10月に亡くなったミミ。

灰を暖炉の上において春になるのを待った。

 

 

それは、

 

”春になったらミミをあの桜の木の下に撒いてあげよう。。。”

 

ずっと私はそう決めていたのでした。。

 

 

元気な頃は外に散歩に行くのが大好きな犬でした。

 

一番元気な頃は、朝の散歩で疲れさせようと一時間近く歩いて会社に出勤したこともありました。

 

 

 

そんなミミ、

天国に行ってまた自由に動けるようになったら、家の中でくすぶっているより外にいるほうが幸せなはず。

 

それだったら、あの桜の木がいいだろうとずっとタイミングを待っていたのでした。

 

 

実行当日、彼氏と一緒になつかしの散歩道を歩く。

 

あの桜の木はまるで私を待ってるかのようきれいなピンク色の花で一杯でした。

 

 

 

いくら外に咲いてる桜の木とはいえ、どなたかのお家の庭に咲いてる桜。。

 

何してるのと聞かれて、

”はい、私の犬の灰を撒いてます”

と言われてその家主がどう思うかが予想できなかった為、

 

周りに誰もいないのを確認してから。。。ミミを木の根っこに撒く。

 

 

もちろん悲しかったんだけど、それと同時にホッとしたような。。。

私の番が来たときに、きっと虹のふもとでもう一度ミミに会えることを信じて。。。

 

 

その後が笑っちゃうんだけど、

私達が家に帰ってきたとたんに、春のシアトルにありがちな土砂降りが降りだした。。

 

私達が外にいたときは大丈夫だったのに。。。

 

ちょっと気持ちが高まってた私は。。

”せっかくミミを撒いたのに、この雨で全部流れちゃったかも。。。”

 

彼氏、

”これもすべてサークル・オブ・ライフ(circle of life)の一環だよ”

 

私、

”。。。。。。。。”

 

 

 

そんなわけで、

 

桜をみると私はミミの事も思い出さずにはいられないのである。。

 

 

桜の花は、日本のよさや素晴らしさを象徴するシンボル。

またまた日本人でよかったと思える一瞬だったのでした。

 

 

ハッピー・お花見!