ハンニバルのデザインにあたって | 【移転しました】GOD EATER:ゴッドイーター Project G.E. 公式ブログ

ハンニバルのデザインにあたって

こんにちは、アートディレクターの板倉です。


今回は 『GOD EATER BURST』 で新たに登場するアラガミ
「ハンニバル」 のデザインについて紹介させていただきます。

ハンニバル は当初から 『GOD EATER BURST』
代表するアラガミとして生み出されました。

デザインにあたって私が受けた要望は3つ

 ・ ドラゴンがモチーフであること
 ・ 近接戦闘が楽しい、豊かな動きを生み出せる骨格であること
 ・ PSPの横長の画面で行動を認識しやすい基本ポーズであること
 ・ スマートでかっこいいこと

あ、これじゃ4つですね


あと 「シッポビターンさせたい」 と吉村Dから
耳にたこができるくらい言われていました~。

「シッポビターン」 というのは、滑らかで高品質なシッポの動き、
たたきつけの際の自然な挙動を意味しています。
というわけでポリゴンモデルだけではなく、骨格や技など
ギリギリのチューニング を施されていますので、是非ご注目ください!!

すでに体験会などで触れられた方もいらっしゃると思いますが、
メリハリある動きでとても戦っていて楽しいアラガミになっていると思います。

ある部分 を破壊すると、今までのアラガミとは異なる行動が
発生するようになりますのでご期待くださいね!





ハンニバルの名前は、カルタゴの英雄として実在した人物から
とられています。その命名にちなんで、デザインにもカルタゴの鎧を
モチーフとして取り込んでいます。

将軍らしさと炎の竜らしさ がにじみ出るようにしたかったので、
篭手には赤いたてがみをつけました。
(赤いたてがみはローマ系の意匠なので若干方向性が違いますけどね…)



……そして、ハンニバルは物語にも深く関わってきます。

週刊ファミ通様 で連載させていただいている 「バーストタイム」
寄稿したハンニバルのイラストを紹介させていただきます。



すでに公開されているのでご存知の方もいらっしゃると思います、
漆黒のハンニバル です。

正式な名称もまだ謎に包まれたこのアラガミは、上記の
白いハンニバルの体が黒と金に変色しているだけではなく、
篭手のついている腕も逆になっています。

イラスト中ではコンゴウの群れと戦う黒いハンニバルを描いていますが、
このイラストに近いシチュエーションをもしかしたらゲーム中で
目にすることができるかもしれません。

アラガミ同士の戦いが珍しいものではない世界観とはいえ、
この鬼気迫る姿が何を意味するのか、 『GOD EATER BURST』
語られる新シナリオにご期待いただければと思います。

GOD EATER BURST 発売まであと 5 日!!!