左図は、ウロ覚えの3手必至問題。出典は5年くらい前の将棋世界だったと思う。 この問題を謎電で最初に解図した時、読み落としがあって解けなかったのには相当焦った。

作意は、▲28竜▽99玉▲18飛までの3手必至。よく飛車の尻に香を打つ手筋があるが、3手目▲18飛はその応用だ。ポイントは▲18飛を生成して読んでいるかどうか、という点だけのことだが、その手を実現する為に初手▲28竜と指す必要もある。このような図が実戦で有り得るかどうか微妙だが、解けない問題があるというのは納得できないので、強いヒューリスティクスを持って無理矢理解決させた。


余談だが、手順途中および必至上がり後、玉方が38~78に駒を打つ無駄受けの手を指し得るので、そのあたりの対処を行っておかないと、素速く且つ作意通りに解けない。なお、現謎電では{5,11}設定なら40ms程度(Barton/3000+)で作意通りに解ける。