怯える社会:急に力を持ってしまった人々へ | 神戸大学 教養原論「情報の世界」講義(大学院工学研究科 森井昌克 教授)

神戸大学 教養原論「情報の世界」講義(大学院工学研究科 森井昌克 教授)

2006年,2007年度,実際に開講された講義のブログです.今年も講義はありませんが,引き続き「仮想的」に書かせて頂きます.非常勤講師や講演の依頼は、メールにて直接、連絡をお願いします。

かつお節に木くずを混ぜて「食べてみるか」…技術教諭が生徒に食べさせる
神戸市須磨区の市立中学校で30代の男性教諭が技術の授業中、かんなで削った木くずをカツオ節に混ぜ、生徒20~30人に食べさせていたことが23日、市教育委員会への取材で分かった。教諭は「カツオ節のように薄くなることを実感させたかった」と説明したという。生徒に健康被害はなく、校長らが保護者に謝罪した。 ..........≪続きを読む≫
「ほとぼり」が冷めてから、問題提起というか意見するのも気が引けるが、どうなんでしょう、この内容。

「食べろ!」と強制したのであれば、問題とすべきだろうけど、記事を読む限りは生徒が自主的に木くずを食べて、しかも食べてというよりは一口、一つまみを口に入れただけなので、問題、しかも謝罪させるほどの内容とは思えない。劇物であれば、教師に注意義務があるだろうが、ほとんど害のないものである。

誰かが問題(Problem)にしたら、その内容の如何に関わらず、すべてNOと叩きつける社会はどうだろう? どんどん委縮して行ってしまうだろう。