小中学生にも法律の教育を…著作権、児童ポルノ等、ネットに関連する法律を! | 神戸大学 教養原論「情報の世界」講義(大学院工学研究科 森井昌克 教授)

神戸大学 教養原論「情報の世界」講義(大学院工学研究科 森井昌克 教授)

2006年,2007年度,実際に開講された講義のブログです.今年も講義はありませんが,引き続き「仮想的」に書かせて頂きます.非常勤講師や講演の依頼は、メールにて直接、連絡をお願いします。

女子中学生にみだらな映像を撮影させ送らせる 容疑で男を逮捕
福岡県警福岡中央署は11日午前8時29分、福岡市西区愛宕南1丁目、契約社員男(29)を児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制および処罰ならびに児童の保護等に関する法律違反(児童ポルノ単純製造)容疑で逮捕した。 ..........≪続きを読む≫
明らかに容疑者に非が有り、断罪されるべきであるが、一方、なぜ送ってしまうのかという批判もある。今回の場合、ネットだけの交渉なのか、それ以外の直接的な脅迫行為があったのかも記事中では明らかになっていないが、多発している同様の事件においてネット上だけでの交渉(知り合い)で安易に児童ポルノに類する写真を自ら撮って送ってしまうことも多い。大人たちは子どもたちを容易にだますことができるのである。少しでも被害に合う機会を減らすために、リベンジポルノに関わるような写真を送り合わないよう等、ネット利用に関する教育を行うことは重要であるが、小中学生にも、身近になった法律関係、特に、著作権も含めて、児童ポルノ単純所持に関する法律とその罪を教えるべきであろう。