♪お~たまじゃ~くし~はカエルの子~
そう。おたまじゃくしは成長し大きくなる。
1カ月ほど前に近くの川に遊びに行った。
7月の終わり。夏まっただ中であったが、その辺りはとっても涼しく、
カエルになっていないおたまじゃくしがちょろちょろ泳いでいた。
まだ幼稚園の子供たちがそんなおたまじゃくしやメダカを見て、放っておくはずがない。
20匹ほど捕まえ、案の定、家で飼うことになった。
最初のうちは毎日水槽を見ては、
「いつカエルになるのだろうか」とヒヤヒヤしていたが、
なかなかカエルに成長しない。
-人間もカエルも環境が変わると、生態も変わるのか-
環境の変化は問題を引き起こす。
水槽を見るたびに、「朝起きたらカエルが飛び回っていたらどうしよう・・・」と
心配していた。
そして3週間たつとようやく環境に慣れてきたのか、3匹、4匹・・・とカエルに成長し始めた。
朝エサをやろうと水槽を見るとカエルが増えている。
これはまずい!
家の中でカエルをふんずけるなんて考えたくもない。
カエルを川に返しにいくよう子供達を説得に入った。
本当はおたまじゃくしも一緒に返したかったが、カエルだけ帰郷・・・になった。
さあ、水槽から虫かごにカエルを移そうと4歳の息子が奮闘。
水槽のふたを開けているから、カエルが跳ぶとぶ。
ついでに虫かごにいた二匹のショウリョウばったも一緒になって騒ぎ始める。
カエルが水槽から跳び出す。ばったも虫かごから跳びだす。
-もしかしたら・・・は現実になる。そうなる前に手を打っておこうー
小さなカエルはなかなか見つからない。ばったはすごい勢いで跳ぶから
見失う。カエルは何匹逃げたかわからない。大変なことになった。
格闘すること15分。
見つけたカエルと捕まえたばっただけを虫かごに入れ、全部川に放しに行った。
我が家にはまだおたまじゃくしに足が生えているヤツがうじゃうじゃいる。
この先我が家はどうなるのだろう。
-問題を引き起こす原因は根本から排除すべき-
来年はおたまじゃくしを飼育するのはやめよう、とココロに決めた。