弐番:最近はスパイ映画がまあ多いね。まじで、そんなにお前らスパイ映画見たいか、っていう。
参番:『キングスマン』でしょ、
『コードネーム U.N.C.L.E』
に『ミッション:インポッシブル ローグネイション』でしょ、
『007:スペクター』もあったし、
今年に入れば『エージェントウルトラ』
参番:『キングスマン』でしょ、
『コードネーム U.N.C.L.E』
に『ミッション:インポッシブル ローグネイション』でしょ、
『007:スペクター』もあったし、
今年に入れば『エージェントウルトラ』
- もあったね。日本は「特定秘密保護法」ができるまではスパイ天国とかよばれていたけど、世界はスパイ映画天国になってしまったね。
弐番:スパイってさ、おしゃれで気取っててズルくてかっこいいよね。でも、この手の映画には実は欠点がつきものなんだ。
参番:なに?
弐番:リアルだとつまらないけど、リアルじゃないとファンタジックになってしまう
参番:うわ、それ強烈に嫌だな
弐番:2010年にさ、リーアム・ニーソン主演の『96時間』ってあったよね。
参番:あった。
弐番:あの路線って、続けると飽きるんだよね。リアルすぎると新しい発見がないから「ふうん」ってなっちゃうの。
参番:言われてみればそうかもしれないね
弐番:でも、リアルさ派手さを追求しまくった結果、成功した作品もある。
参番:例えば?
弐番:小説なんだけど、『暗殺者グレイマン』ってやつ。
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参番:ああ、兄貴がしきりにすすめてたやつね。どんな話なの?
弐番:コート・ジェントリーは群衆の中で目立たないという技術から「グレイマン」と呼ばれていた。技術的にも最強の暗殺者である彼は、とある自体からCIAに「見つけ次第射殺命令」をかけられている。そんな時、アフリカでとあるミッションの最中にコートは自分がはめられていることにきづいたのだった。
参番:なにその80年代のアメリカ映画みたいな設定
弐番:仕方ない、そういう話なのだから
参番:んー、まあ、そうとして。で、ぶっちゃけ面白いの?
弐番:くっそ面白い。グレイマンの技術と、それを支える強靭な精神力は読んでてほれぼれする
参番:でもそれって「ボーン・アイデンティティ」と同じなんじゃない?
弐番:カテゴリー的にはね。でもボーンシリーズより軍事色が強いかな。
参番:よりマニア向けなのか。
弐番:そうとも言えるだろうね。でも、今度、映画化するらしいからそしたらごっちゃになっちゃうファンも増えるだろうね。
参番:あ、映画化するんだ。主演は?
弐番:シャーリーズ・セロン
参番:女じゃねえか。
弐番:俺に愚痴るなよ。もともとブラッドピットが演じる予定だったけど、立ち消えになったんだよ。
参番:そっかあ。 (参照:シネマトゥデイ)
弐番:シネマトゥデイの記事、情報違うぞ。グレイマンは自分の娘じゃなくて自分の上司一家を救出しに狙われつつも、襲撃に行く話だぞ。
参番:いい加減な記事だな。
弐番:まあいいか。シャーリーズはマッドマックスFRで気丈な女戦士 フュリオサを演じて好評を博した。今回の配役も人寄せ的にはいい感じなのかもしれないね。
参番:そうかもしれないけどさあ。世間のみんなはどう思ってるんだろう。
弐番:映画ってのは色々と利権が絡むから、きっとみんな不本意ながらも納得しているはずだよ。
参番:そうかなあ。
弐番:そうだよ、きっと。シャーネーゼ・世論 とか言って。
参番:ダジャレじゃねえか!