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今後共Primrose Gardensをよろしくお願い致します。
先日はシャーロックの映画「忌まわしき花嫁」についてブログを書きました。
今回は今までの物語の中で登場してきたロンドン内ロケ地についていくつかご紹介いたします。
定番中の定番。
221b Baker Streetとしてドラマの中で使用されている場所です。
ジョージアンスタイルの建物が立ち並ぶ通り。
ダーウィンやジョン・エヴェレット・ミレーも住んでいたことのある通りだそうです。
私が訪れた時にはシャーロックファンと思われる数人が写真を撮っていました。
最寄駅: Euston Square
シャーロックとワトソンが初めて会った場所。
原作でも同じく二人はここで出会います。
Series 2の最終回で飛び降りたのもこの建物からです。
シャーロックファンにとって外せない地。
1123年に作られたヨーロッパ最古の病院としても知られています。
屋上には登れませんのでワトソンの目線で建物を見上げてみてください。
最寄駅: St. Paul's
アイリーンアドラーが住んでいるところとしてSeries 2「A Scandal in Belgravia」にて外観が使用されてしました。
このあたりは「超」がつく高級住宅地で白い外壁と玄関の柱が特徴的です。
マーガレット・サッチャー元首相が亡くなるまで住んでいたり、モデルのカーラ・デルヴィーニュも住んでいる地域。
チェルシーFCのオーナー ロマン・アブラモヴィッチの18歳の娘さんもEaton Squareに家を持っているようです。
さすが大富豪の子供。
ちなみにこの44 Eaton Squareの1F部分が最近売りに出ていました。
金額はなんと2ベッドルームで約6億円!
建物全体でなく1Fのみ。
ベッドルーム2つの値段とは思えません。
最寄駅: Slone Square
ドラマでこの建物を見た時「何なのこれ???合成?」と思いました。
正面しか存在しない建物。
Series 3の最終回にてメアリーの顔がプロジェクターで壁に映されていたところです。
部屋があるべき部分にはポッカリ穴が開いていて、下には地下鉄が通っています。
地下鉄が開通した当時はまだ蒸気機関車が利用されていました。
機関車は煙をモクモク上げて走るので、地下鉄トンネルは煙だらけになってしまいます。
その煙の逃げ道を作るためにこの穴が作られたそうです。
イタズラでピザのデリバリーをここにお願いしてしまう人もいるとのこと。
最寄駅: Bayswater
「A Sacandal in Belgravia」冒頭部分でシャーロックが裸でシーツにくるまってソファに座っているシーン。
ワトソンと笑うシーンが印象的です。
話の中ではバッキンガム宮殿という設定でした。
シャーロックと言えどもバッキンガム宮殿内で撮影は許可されなかったんでしょうね。
実際に撮影されたのはCityにありSt. Paul Cathedralにも近いGoldsmith's Hallです。
19世紀に建てられたこの建物は戦争でダメージを受けましたが、なんとか修復されて今日まで残されています。
普段は公開されていませんが、ミーティングやイベントなどの会場として貸切にしてもらえるようです。
こんな豪華なお部屋でミーティングってどんな方々が行うんでしょう。
最寄駅: St. Paul's
BBCドラマ「シャーロック」。
Benedict Cumberbatchの出世作と言っても過言ではない作品ではないでしょうか。
私はグラナダテレビ制作のシャーロック・ホームズをずっと見てきており、当然ヴィクトリア時代でしょう、と考えていたので現代風にアレンジしたカンバーバッチ版のパーマ頭のホームズに違和感を覚えていました。
が、一度観てみると非常に面白い。
見慣れている土地もたくさん出てくるので、ロケ地がどこか考えながらエピソードを観て楽しんでいました。
そして2016年2月19日に映画館で「Abominable Bride / 忌まわしき花嫁」をやるとのこと。
これはイギリスでは2016年1月1日にスペシャル版としてテレビで放送していたもの。
私も観ました。
オリジナルのホームズの有名なセリフが出てきたり、グラナダ版のテーマ曲をちょっとアレンジした音楽が流れていたり、またグラナダ版ホームズ「赤毛同盟」のエピソードに出てきた俳優Tim McInnernyも登場してきたり。
興奮しっぱなしでした。
ホームズの部屋に飾られているこの絵もなかなかおもしろい。
一瞬ドクロの絵に見えますが…。
向き合った二人の女性(もしくは鏡に写った自分を見ている女性)も描かれています。
原作にも描かれていることがこの映画でも垣間見えたりし、シャーロキアンも喜ぶ映画ではないでしょうか。
次回はシャーロックで使用されたロケーションについて書きたいと思います。