『 “ニッチ”な事業の宿命 』
当社は教育・研修ソリューション事業を得意とする会社です。
私は「教育事業はサービス業である」と考えています。
どんな商品にもサービスを提供するターゲットがあるように、当社が実施している教育(サービス)にも、個人・企業・経営者・・・といった様々なお客様がいます。
当社が展開する建設業界を対象とした、教育事業部門は、2006年で約6,000名の教育受講者を獲得し、今年も現時点で前年比約15%増(+1,000名増)の受講者は、年内ほぼ確定できると思います。
この事業分野は、対象者数こそ多いのですが、非常にニッチです。
だから、多くの対象者を効率的に勝ち得るためには、この教育を必要とする受講者からいただく生の声を重視し、常に改善を繰り返し、そのターゲットに向け正確にアプローチしていくことが必要です。
どのようなことかと言うと、各企業の人事部や能力開発部などの教育方針・計画をデータベース化し、管理しているのです。
このデータベースが当社の"エンジン"であり、営業戦略に生かせるデータを瞬時に抽出、受講が見込まれるお客様自信がビックリするような情報を、タイミングを外さずに的確に提案する事が可能なのです。
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さて、ここまでは良いのですが、当社が更なる成長を持続する為には、計画的に推し進めなければならない課題も発生しているのです。
ここが、“ニッチ”な事業の宿命とも言える部分です。
具体的には、
①データベースの構築や管理の業務が、極めて“職人的” “属人的”になされており、ごく一部の担当者に依存してしまっていること。
②ニッチな事業分野にもっと強力な参入障壁を作り他社を圧倒すること。
③②と相俟って、ニッチな事業分野を当社が埋めてしまう前に、他の事業分野を推進する必要があること。
私が思うに“ニッチ”な事業の宿命とは、
ベンチャー企業はニッチな事業分野を選定しがち。(但し、スタートアップでは当然のことです。)
それは大手企業が参入するメリットが少ないから。
しかし、ニッチは企業の成長と共にやがて埋まってしまう。
だから、成長トレンドを維持する施策を並行して推進しないと、存続自体難しくなる。
『知らんぞ』
記憶力が落ちている・・・
ひょっとして、脳が融けちゃったのかな。
喉が渇いてしょうがない。
でも、水やコーヒーを飲むとすぐに腹がゴロゴロと鳴りはじめる。
4月からいよいよ当社も超繁忙期に入るので、顧問・関係スタッフと打合せを兼ねての景気づけのつもりだったのだが・・。
今日はひどい二日酔だ。
それにしても、よく飲んだ。
ビールばかり。
途中で焼酎(お湯割り)を何杯か飲んだのが非常に×。
一気に飲みの拍車がかかったのだ。
「飲酒が多いと、神経細胞は確実に破壊され、脳の2割から3割が萎縮し、記憶障害を起こしやすいことが報告されて・・・」
本当かよ、まずい。今日は、新規取引先との大事な打合せだったのに。
先方へ伺うと、何故かミーティング室に暖房が点いていた。
今日は暑いくらいなのに。
頭がのぼせてきた。額には不健康な汗がジワジワと・・・
いつもの調子が出ない・・・
こんなんじゃ
本当に、我ながら「知らんぞ」。
《僕の二日酔グッズ。他にはウコン。コンビニなどで買ってその場で飲んじゃいます。》
『遅刻と遅刻証明書』
今日は月曜日、
特に朝の時間が重要な曜日です。
「準備万端!」のスタートで効率的な1日となる訳です。
ところが、運が悪かった。
京浜東北線が架線トラブルでストップしてしまったのだ。
僕は横浜に住んでおり、電車は根岸駅からの通勤となる。
「運転再開の見通しは今の所無い・・」との場内放送に落胆し、
やむを得ず東神奈川駅で乗換え運行の京急に乗車、
結局1時間の遅刻となった。
僕は、事業を始める前はサラリーマン(銀行系ベンチャーキャピタル)だった
ので、浜松町駅の改札でついサラリーマンの如く「遅延証明書」をもらってしまった。
出社すると当然会社は活気付いており、誰に証明書を見せるまでもない。
横浜在住は私だけであり、モチベーションに満ち溢れた「おはようございます!」の挨拶を受け、完全に波に乗り遅れたようだ。
唯一つだけ、認識を深められて良かったことがある。
電車の中に軟禁(?)され、やる事が無いので吊り革広告を見ていたら気付いた事が一つ。
消費者金融や携帯メーカー、英会話学校など色々な広告があるけれど、
必ず「詳しくは○○○で検索!」のコピー。随分多い。
これ、TVのCMでも多いんだよね。
僕が最近注目している「売込まないマーケティング」、
つまり、今の消費者購買行動を的確に捉えるための最高に有効な戦略なんです。
「AISCEAS」の法則って、ネットでの購買行動のモデルを考える上で非常に重要だと思うのだけど、
<補足>
Attention(注意)→Interest(関心)→Search(検索)→※Comparison(比較)→Examination(検討)→Action(購買)→Share(情報共有)
この※Comparison(比較)まで引っ張った時に、どうしても若干は他社に見込み客を取られてしまう。(まあお互い様の部分もありますが。)
だから、「詳しくは○○○で検索!」のカテゴリーで(関心)を持ってもらって→(検索)してもらえると→×(比較)
を通り越して、→いきなり(検討)に持ち込めるチャンスがあるんだ・・・
つまり、他社が使わないカテゴリーを設定して、検索連動型広告を使えば×(比較)のところで他社が登場しないという仕組みが出来る。
おっと、今日は時間を取り戻さないと・・・、
マーケティングの話しはまた今度にしよう。