私は、その役割上、タスク管理の方法について、よく相談をされます。
私も20年間の社会人生活の中で、手帳管理やクラウド管理など、さまざまな方法を試してきました。そこから得た結論は、結局、付箋紙での管理が最も効果的だということです。
タスク管理において、最も重要なポイントは、「すぐに確認できること」と「すぐに入れ替えできること」の2つですが、それは手帳やクラウドでは難しいのです。その点、「タスク」を付箋紙に記入して管理する方法は、容易に実現できます。
ここでは私が使用している「4象限のTO DOリスト」と呼ぶシンプルなタスク管理の方法を紹介します。
まず、「タスク」を「ビジネス」と「プライベート」に分けます。
その上で、「今日やるもの」と「明日以降でいいもの」に分けます。
さらに、その中で、優先順位の高いものから順番に、付箋紙に記入していきます。
この作業を前日の夜の内省の時間に行い、翌朝改めて確認をしてから、仕事に入ります。
その付箋紙は、一番目につく場所に貼るようにしましょう。仕事中にすぐに目につく場所が良いです。
私の場合は、モバイルPCのタッチパッドの左側に「今日やるもの」、右側に「明日以降やるもの」をそれぞれ「ビジネス」と「プライベート」の2段に分けて記入し、貼るようにしています。
「タスク」を完了させたら「外す」、「タスク」の優先順位が変更になったら「入れ替える」ということを行いましょう。
このように「タスク」を見える化すると、完了させるたびに付箋紙が綺麗になっていくので、モチベーションを継続させる効果も期待できます。
次回はムダなタスクをやめる決断をすることについてお話します。