「楽天の三木谷浩史会長兼社長は4日、都内で記者団に対し、安倍政権が掲げる大胆な金融緩和について「あくまでもカンフル剤だ」と述べ、景気の押し上げ効果は一時的との考えを示した。三木谷氏は、政府が新設した日本経済再生本部の産業競争力会議のメンバーとなることが固まっている。」


と、三木谷社長は言ったようですが、

「カンフル剤」と言うのであれば、それは公共事業、金融緩和は「慢性的デフレ」に対する措置です。

従って金融緩和がカンフル剤というのは基本的に間違いですね。

「デフレ」という状況は、歴史的にも世界的にも珍しい現象です。

普通の経済なら「インフレ」になり得ます。


日本は90年代後半に、政府・日銀がバブルの処理を誤ったため、慢性的デフレになっているわけです。

すなわち「金融政策」の失敗が原因なのです。

2013年、新年あけましておめでとうございます。


中国に来てはや12年が経ちました。

昨年末には日本も政権交代が起こり、第2次安倍政権が発足しました。

韓国はハンナラ党の朴槿恵氏が大統領に選出され、中国は習近平氏が共産党総書記に就任、

アメリカもオバマ大統領が再選を果たすなど、各国とも次期政権が固まりました。


日本はもちろん、アメリカ、中国、韓国と、わが国を取り巻く主要国の2013年の政策はどうなるのか、

それによって日本の政治経済、外交、防衛にどう影響し、どのような政治的決断がなされるのか、

2013年は非常に興味深い年になりそうです。


日々発表となる各国の様々な話題をもとに、その真意や狙い、将来予測をお届けしますので、

ぜひお楽しみにしてください。