「楽天の三木谷浩史会長兼社長は4日、都内で記者団に対し、安倍政権が掲げる大胆な金融緩和について「あくまでもカンフル剤だ」と述べ、景気の押し上げ効果は一時的との考えを示した。三木谷氏は、政府が新設した日本経済再生本部の産業競争力会議のメンバーとなることが固まっている。」
と、三木谷社長は言ったようですが、
「カンフル剤」と言うのであれば、それは公共事業、金融緩和は「慢性的デフレ」に対する措置です。
従って金融緩和がカンフル剤というのは基本的に間違いですね。
「デフレ」という状況は、歴史的にも世界的にも珍しい現象です。
普通の経済なら「インフレ」になり得ます。
日本は90年代後半に、政府・日銀がバブルの処理を誤ったため、慢性的デフレになっているわけです。
すなわち「金融政策」の失敗が原因なのです。