そごう・西武は27日、西武沼津店(静岡県沼津市)とそごう呉店(広島県呉市)を来年1月31日に閉めると発表した. 西武池袋本店など都市部の大型店に資金や人を集中させるため、展開する26店の中で売上高が下から1、2番目の2店を閉鎖することにした. 2店はいずれも駅前にあり、食品から衣料まで幅広く扱う. 2012年2月期の売上高は西武沼津店が74億円、そごう呉店が89億円. ピークのバブル期の4割前後で、08年のリーマン・ショック以降は毎年赤字だった. サッカースパイクf50 親会社のセブン&アイ・ホールディングスの幹部は「周辺にショッピングセンターが増え、駅前が空洞化した. リーマン・ショック後のデフレで、百貨店離れがさらに進んだ」と説明する. 2店の社員計148人は全国のそごうや西武に異動するが、パート計232人は雇い止めになる. そごう・西武は09年以降、そごうの心斎橋店と八王子店、西武の札幌店と有楽町店を閉鎖している.