ニーマルヨガhttp://
ヨガというのは、ただメディアで紹介されるアーサナと言われるポーズだけをとるものではなく、体を浄化したり、瞑想したり、奉仕をしたり、様々な形があるということを、習慣であるということを教えさせてくれるスタジオですごく好きだ。
18日は、タブラプレイヤーであるタイ・バーホーさんの音ヨガのワークショップと、バーンスリーの太郎さんのコンサートが行われた。
私は、京都でたっぷりと、タイさんの音ヨガワークショップを楽しんだので、今回はコンサートだけ参加した。
ヨガのスタジオだけれど、穏やかな明かりの中で、心地よいフィールドが作られていた。
タイさんと太郎さんの演奏はやはり、長年の経験者たる風格があり、心地よく身を委ねた。
太郎さんの音がすうっとのびてきて、そしてソフトにタイさんの太鼓の音がリズムをうって気持ちよい。
2人の演奏だけで、十分なところ、なんとサロードのスティーブ・オダさんも演奏に参加してくださることに・・・。
スティーブさんは、日系三世のカナダ人。60歳を過ぎてから、インド音楽を通して日本に来て下さるようになった・・・。
スティーブさんは、今回の震災で私たちに与えられたダメージに対して、音楽でたくさんメッセージを愛を送ってくれるのがよくわかった。
彼が奏でたラーガのテーマは、「慈愛」と「愛」だった。
http://www.youtube.com/watch?v=SIZA4W9bQjQ&feature=player_embedded
(↑この時のライブではないけれど、スティーブさんと、タイさんを紹介したい。ぜひぜひご賞味あれ!)
音楽を聴いて、歌を聞いて泣くことはある。
でも、私はインド音楽を聴いて初めて泣いた。
美しく優しい音色・・・。でも、ただそれだけではない何かが伝わってきて、私は涙を抑えることができなかった。
タイさんと、太郎さんとスティーブさんが、お互いを慈しみあいながら、愛でる音楽は本当に美しかった。
インド音楽は即興で、その時しか味わえない音楽だというのを、本当に理解する。
音楽というのは、掴もうとすれば、するりとかわされ、逃げていく。
一瞬の完璧な音のユニゾンに人は、感動し、心を揺さぶられる。
一度は離れたはずなのに、またここの場所へ戻ってくる不思議。
その音楽の一瞬の、そのはかない音の中にいたくて、また私はコンサートの企画なんかをさせてもらった。
少しでも、この音楽を感じてもらいたい。
その音の中で、呼吸して何かを感じてもらいたい。
奏者が織りなすラーガの素晴らしさを。
今回シタール奏者であるシュベンドラ・ラオ氏は、あの台風の中無事に日本にたどり着いた。
今、この時に日本にきてくれる外国人は貴重な人達だと思う。
タブラのタイさんからのメッセージがあるので、ちょっと覗いてもらいたい。
http://www.youtube.com/watch?v=YsHkCQuJtLo&feature=player_embedded
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この機会にぜひ、インド音楽コンサートを楽しんでもらいたいな。