YAHAMAのSF-500 を買って何年かあと、いや1～2年後だったかも知れないが、2本目に買ったのがFernandesのLes Paulタイプである。ブランドはご存じBurny（時々ブーニーとか言う人がいるが、バーニーである）。モデル名は「Super Grade MODEL」で、ちょっと離れて目を細めて見ると「Les Paul MODEL」とも見える書体が見事だ。色はチェリーサンバーストで、結構見事なフレイム（トラ杢）が入っている。楽器屋の店員さんに、「これ～、昨日入ったばっかりなんですよ～、この値段でこんなにトラ杢が入ったのはなかなかないんですよね～」などとだまされて、いや勧められて買ってしまった。定価5万円か6万円だったと思う。ただ、物価が少なくとも当時から2倍くらいにはなっているだろうことと、社会に出て間もなくで給料も安かったことを考えると、それなりに思い切った買い物だったのだとは思う。ちなみに買ったのは（記憶では）池袋のクロサワ楽器店で、この間本物 を買ったのもお茶の水のクロサワ楽器店（G-CLUB）なので、オークションを除くと、今のところ、レスポールはクロサワ楽器店で買っている率は100%である。
フレイムが入ってはいるのだが、メイプルではなくホワイトシカモアか何かじゃないかと思うのだがどうだろう。そのほか改めて見ると、指板のインレイの加工は雑だし、指板材も何やら高級感がないし、音も大して良くないし、重いし、客観的に見るなら「それなり」のギターではある。でも昔友達とバンドの練習をしていた頃は、結構活躍したものだ。自分が持っている中で、ボディのバックにバックルマークが一番ついているのがこのギターである。
いつの頃からか、ペグの調子がずーっと悪く、チューニングもしづらいし、すぐ狂ってしまう。今さら手を入れるのもどうかという気もしたが、やはり大切なギターでもあり（あんまり大事にしてないけど）、一応交換用のペグは入手してある（ゴトーのSD90）。ちょっと最近時間がないが、今度ゆっくり交換と手入れをしよう。