リアル半沢直樹~8話 | プレミアム レーベル 社長の音楽&スローライフ

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プレミアムグループ社長の日々のブログです。

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台風が迫っている中、みなさん如何
お過ごしでしょうか?
 
自然災害は全く予測のつかないことも
起こりえますので十分注意しましょう
 
では
 
 
 
中山 孝之~8話
 
 
横須賀の案件を所長に行くな!と言われ
てもどうしても納得出来なかった。
 
何故なら横浜営業所はK中元所長の財産
を食い潰し尚且つその数字を埋め合わせ
するため毎月の様に空売りを繰り返し
ニッチもサッチモ行かなくなっていた。
 
当然だ。所長の器では無理なノルマだし
SさんもK中さんの引き継ぎでトップを
維持してただけでプライド先行ばかりで
焦りだけが目だった。
 
 
ある日、僕が代理店行くとそこの社長
から・・・
 
S君この前いきなり、うちに来て中山さ
んの悪口ばっかり言って帰っていったよ
告げ口みたいで言いたくないけど中山さ
んよくやってくれてるから気になってさ
 
と三社ぐらいから同じ話しを聴いた。
 
 
メチャクチャ腹立った!
 
人の代理店回る暇あるんなら自分の代理
店まわれよ!このカスッ!
と思いながら悔しさを噛み締めていた。
 
 
そしてある日とうとう僕にも・・・
 
中山!今月もノルマ行かないんだったら
空売り五千万円分して受注伝票まわせ!
 
とSさんから指示が・・・
 
所長も・・・
 
wの社員なら誰でもやってることだ!
すぐ上げるように! と 
 
僕はおもむろに伝票握りしめ所長の机
の前に行き・・・
 
こんなことしたら実家の母ちゃん泣き
ますから俺にはできません!
 
と思いっきり伝票叩きつけてやった。
 
2人ともスゲェー苦い顔してた(笑)
 
僕はその頃、とにかく新規開拓に燃えて
いた!
 
アポイントさえとれれば必ず取引できる
自信があったし事実次々開拓してた!
 
横浜営業所の管轄外の東京支店の管轄で
も関係なしに開拓してた!
 
とにかくノルマがとんなにメチャクチャ
でもやるしかない!
じゃなきゃ実力がつかない! 
 
ベースが徐々にだが確実に上がって来て
るのが実感できた。
 
同時に日報には嘘を書いて毎週横須賀
には通っていた!
 
プレゼン資料は喫茶店や家に帰ってか
ら密かに確実に進めていた。
 
新規開拓するアポイントも誰にも気が
つかれないよう外に出てやってた。
 
頑張ってる姿見て下さい!や上司に
媚びを売るなんて絶対したくなかったし
とにかく実力だけが欲しかった!
 
けど事務作業が苦手で元ドヤンキー
事務員のN西さんには・・・
 
あんたホントにバカなんだから
いつも呆れられてた(笑)
 
少しずつ少しずつSさんに追い付いて
きた!
 
当然だ!学生時代の音楽の知識を生かし
どんどん能動的に僕は顧客に仕掛けて
いた!
 
逆にSさんは今月どんな感じですか?
的な営業で全然能動的じゃない!
代理店頼りの受動的な営業だ。
 
 
代理店のトータル規模で言ったら
トヨタとスズキぐらいの差があったが
グングン縮めていった!  
 
 
そして夏のボーナス!
 
東京支店の高卒の四歳も下の人間に
僕は三倍差をつけられた。
 
東京の支店長からも・・・
 
東京支店の誰々は夜遅くまでよくがんば
ってるぞ!お前もしっかりしろ!
 
と言われた。
 
その頃からもう僕は人の評価は全くあて
にしなくなってたし、とにかく実力に
飢えていた!
 
お金のことなど本当にどうでもよかった
 
ただひたひらに実力だけを本当にどんな
環境でも実績だけを求めてた。
 
会社員としては失格だと思うが・・・
 
この無借金経営の上場会社の全ての
ノウハウを吸収することと、とにかく
実力だけが欲しかった。
 
 
 
続く~