★プレミア トラスト社 の元本確保型投資運用(プロベスト プリンシパル プロテクション プラン)

Premier Trust(プレミア トラスト)社の 

Provest Principal Protection Plan(プロベスト プリンシパル プロテクション)

元本確保型積立 について

先週、香港の勉強会に参加してきた。


海外積立の案件は今までにも何社か検討してきたが、今回はトラストによる運用商品だったのでかなり新鮮だった。


★プレミア アシュアランス グループ(Premier Assurance Group)とは

略して PAグループと言っていた。
2005年に設立(その後1996年設立の保険会社を買収)

アメリカを拠点とし、世界100ヵ国以上に顧客を持つ。

PAグループが商品開発を行い、英領バージン諸島にプレミアトラストを設立。

英領バージン諸島は世界屈指のオフショアセンター。

経済協力開発機構(OECD)がホワイトリストと判定している。

申込者の資産は、会社資産とは完全に切り離して分別保管・運用され、世界最大級のプライベートバンク部門を持つスイス・ユニオン銀行(UBS)が支払額に対して140~160% の元本確保を保証する。

申込からレポートまで全てオンラインで管理・確認が可能。

とのこと。


★他に比較した会社「商品」

PAグループのプレミアトラスト社の プロベスト プリンシパル プロテクション(元本確保型積立)

RL360°(旧ロイヤルロンドン)社のクォンタム

インベスターズトラスト社のS&P500インデックスとエボリューション

FTLife(旧アジアス)社のオスカー

(香港に渡航し、契約する必要がある)


メティスグローバル社のインテリジェンス

(香港に渡航し、契約する必要がある)

フレンズプロビデント社のプレミアウェルス
(現在、日本人は購入できない)

ハンサード社のアスパイア
(現在、日本人は購入できない)

スタンダードライフ社のハーベスト101
(現在、日本人は購入できない)

以上の8社で比較した。


★プレミア トラスト社を選んだ理由

①日本人でも問題なく購入できる商品だったこと

トラストを使った投資商品であれば、日本人でも問題ないとのこと。

今までにも保険会社の海外積立商品はいくつか検討してきて魅力的なものはあったが、ほとんどが保険商品だったので保険業法の話を聞いて躊躇していた。


②運用会社が破たんしても100%の投資家資産保護があったこと。

マン島政府の最大90%保証や日本の生命保険保護も最大90%で、以前から「最大」という言葉にひっかかりがあった。

それに比べてプレミア トラストの商品は、トラストを用いることにより顧客資産を会社資産と切り離して管理しているので、もし会社が破綻した場合でも資産が100%守られるのはかなり安全だと感じた。


③手数料がとにかく安かった

毎年の手数料は3つだけだったのですんなりと理解できた。

 

1.拠出額に対して毎年1.9%の事務管理費用

 

2.毎月5ドルのプラン費用

 

3.毎月0.167%のインデックス スプレッド(インデックスの利益もしくは損失に対して)

 

クレジットカード手数料はなし。

 

 

他社の場合は、

 

1.保険会社の年間手数料が合計で約1.5~2.0%

 

2.IFAによりファンド入れ替えなど年間手数料が約1.0%

 

トータルで2.5〜3%の手数料が毎年かかるので、比較すると全然安かった。


④最大160%の元本確保(25年積立完了の際)が保証されていること

140%の元本確保がある商品は他にもあったが、プレミア トラストの場合は世界最大級のプライベートバンク部門を持つスイス・ユニオン銀行(UBS)が保証しているとのことであったのでかなり安心だと思った。

UBSは資産総額1兆米ドル以上。

クレディ・スイスやモルガン・スタンレーを超える金融機関だそうだ。


⑤少額からでき、学資積立にも使えること

毎月の積立金額は200ドルからでき、積立期間は15年間。

5年間のプラン延長が最大で2回までできる。

そのときの状況に合わせて自由に設計できるのは素晴らしいと思った。

 

積立期間終了時には、元本確保金額と運用時価総額のうち大きな方を受け取れる仕組みになっている。


死亡時には、払い込んだ総額もしくは解約返戻金(運用時価総額)の、どちらか大きい方を受け取れるらしい。

最低限の資金受取が確実なので、安全な資産形成にはぴったりだと思った。


また払い込んだ期間に応じてロイヤリティボーナスが付与される。

10年間の支払いが完了すると、10年分の合計支払額の10%が支払われる。

以降は5年ごとに、過去5年間の合計支払額に対して8%が支払われる。

ロイヤルロンドンRL360°の積み立て商品よりもロイヤリティボーナスが大きいのでびっくりした。


【私の例】

夫婦で毎月8万円を貯金しているので、そのうちの300ドルを子供たちの将来のためにプレミア トラスト社で積み立てることにした。

積立金額は15年間で54,000ドルになる。

手数料控除後の利回りが毎年5~7%くらいあれば嬉しいが、

そこまでうまくはいかなくても15年後に140%の元本確保があるので最低75,600ドルになる。

 

もし7%の運用だったら96,800ドルとボーナスが5,040ドルで100,000ドルを超える。

 

どちらか多いほうが満期に戻ってくるみたいなので、本当によい仕組みだと思う。

ちょうど子供が高校生になるときに、1ドル120円なら約1,200万円の蓄えができるので、これで学費の心配もかなり少なくなった。


もし子供が低金利の奨学金を勝ち取ってくれたら、その分積立期間を延ばそうと思う。


ちょうど日本の学資保険を検討していたところだったので、比較してもらった内容を知ったときには衝撃だった。

 

<プレミア トラストの元本確保>vs<日本の学資保険>


支払通貨: 外貨選択可 vs 日本円のみ
元本確保: あり vs なし
返戻率: 最低140% vs 最大115%(15年で想定)

保険がつくかつかないかの違いだけでこれだけの違いがでることに驚いた。

 

そもそも子供たちは健康保険と高額医療費控除があるので保険はいらないし、生命保険はもっといらないと思っていたのでプレミア トラスト社 の方がしっくりきた。


★プレミア トラストのデメリット

①日本語のホームページがない

英語の資料を理解するのは大変だった。
日本語のホームページや資料は準備中と言っていたが、早くして欲しいところである。
 

2016年12月現在、日本語のホームページが完成していた。
非常に便利である。

 

Home - Premier Trust (premiertrustglobal.com)


問い合わせも24時間、日本語で対応してもらえる。


②運用先が5つの株式インデックスしか選べない


株式インデックスを好きな割合で買うことができるとのことであったが、以下の5つからしか選べない。


また、最初に決めた割合を途中で変更することはできないとのことである。

・S&P 500
・MSCI Emerging Markets IMI
・S&P ASIA 50
・EUPO STOXX 50
・MSCI ACWI IMI

特にこだわりがない人は、以下の割合を推奨しているとのこと。


S&P 500を50%
MSCI ACWI IMIを30%
MSCI Emerging Markets IMIを20%

勉強会には何人か知識人が参加していて「ヘッジファンドや新興国債権なんかも選択肢にあればよかった。」といった会話を耳にしたが、私の場合はファンドに対する知識があまりないので、過去の実績が簡単に調べられる有名なインデックスで好都合だった。

とくにS&P 500のデータのスライドを見せてもらったが、約70年間にわたり15年間の平均のリターンはすべてプラスで年利6%以上なので、S&P 500を100%でも良いかなと感じたが、自分で選ぶより推奨の割合で申し込みをした。

プレミア トラストにはデメリットもあるが、私にとってはベストな選択だとおもう。

 

よい商品に出会えてよかった。