郷里松本で大同窓会 | スコ猫くまきち日和+

郷里松本で大同窓会

くまきち「ぷれこ、このデッカイ箱なーにー」

ぷれこ「ああ、それ。くまきちには飲めないよ」


記念ワインだ届いたよ
高校卒業以来の大同窓会からはや1週間。

もっと早く記事にしようと思っていたのに

あたふたしているうちに、もう1週間

はぁ

年をとればとるほど、時間が経つのは早いっていうけど


てことで、久々ぷれこの日記です(笑)

長いよっ



くまきちがはりついている箱は、同窓会記念にということで、

同窓生が生徒さんといっしょに作ってくれたワインです


卒業30周年記念ワイン
なんと製造年月日は2007年9月10日
できたてじゃんっ(今、気がついた)
つまり、国産ヌーボー?
白は、地元・塩尻名産のブドウ・ナイアガラが使ってあるので
ちょっと甘め。食前酒にピッタリって感じかな
赤はメルロー主体
けっこう重みがあったんですけど。
できたてなのに…、すごい。おいしかったですよ

あ、でも年、バレバレか

ケーサンしないよーに


今回、不肖ぷれこは、学校が土日休みになってから始まったらしーという

卒業生による特別講座(尚学塾というそうです)で講師をすることになり

それでバタバタしていたわけで……


アメンバーでひそひそやっていたのは、

この講演のための準備でした。

過去にここで書いた記事をちょっと読み返したり、資料に添付していたわけです。

この流れで、この話をすればいいかなぁってなことでね


今回12講座あったんですけどね

これがなかなか豪華でした


特許の話、国民裁判制度の話、IPネットワークの話、ワインの話、骨と関節の話、交通システムの話、携帯電話の話、建築家の話、ビデオゲームの話、医療事故と医療裁判の話、災害時の心のケアの話

と、講師じゃなくて、生徒として聞いてみたい講座がいっぱいありました。

今、改めて皆さんの肩書みたら、すげぇ~っっ

わたしですか? 週刊誌の話ですよ、マスコミっちゅーことで

だけど、マスコミということなら、新聞総務部長(元記者)も放送局アナウンサー室長もいたのにね(T^T)

女性がいないからってことだったよーです

最初は75分授業と聞いていたのですが

お話65分(この高校は普段から授業時間が65分)

+質疑応答&アンケート記入で90分、ということを聞き

短いほうがなんとかなるだろうとたかをくくっていたのも束の間

話しだしたら、あっという間に時間が経っていくこと気づき

あわててまとめて話してみたらぐじゃぐじゃになってきて

気がつけば、なんとなく日頃のグチ? みたいな流れになりつつあり

やばいわぁ……と思っているうちに終わりました(T^T)

とほほ

あとで生徒さんから感想のお手紙が来ると聞き

ドキドキしとります


実は、↑の写真のワインを作ったNクンも尚学塾の講師のひとりでした。

廊下で準備をしているとき、

「あれ? いつの間に、どこからソムリエが?」と思ったその人がNクンでした。

もう、クンの呼ぶのははばかられそうな年齢(お互いね・笑)ではありますが。

控室では、普通のスーツだったと思うんだけど、衣装、準備してきてたんですよね。

タキシードの襟に、キレイなバッヂがついていて

ソムリエ協会会員の証だったんでしょうか


講義を終えて廊下に出ると、隣の教室でまだNクンは講義中でした。

雛壇をおり、生徒さんの間に入って熱弁をふるっているようです。

机の上には何本ものワイン

しかも、口空いてるし……

水やら何やら、いろいろ用意されていたようでした。

なんだか楽しそうな講義風景です

ちょっこっと入って聞いてくればよかったよぉ

先生って、エンターテイナーだったのねなどと、思わぬ発見をしてしまいました。



30年ぶりの同窓生は、卒業後、何度か会っている人同士では

「ぜんぜん、変わらないね~っ」

などというやりとりがありましたが、

さすがに、まるまる30年会っていない人とは

顔があった瞬間、お互い穴のあくほど見つめ合い

過去の記憶をたぐりよせ

「ああ~っ、○○クン!! わからなかったぁぁぁ」

などということになりがちでした。

女性はそのわりに変わらない。

だけど、男性は、体型から髪形(笑)からまるで別人

わたしたちの高校時代は長髪大全盛だったということも、

同窓生男性のために付け加えておきますが


とはいえ、しばらく経つうちに時はあっという間に高校時代へもどっていき

「やっぱ、そんなに変わらないじゃん」的な気分になってきます。

不思議なもんです

大人になってできた友達にはない親しみというか、距離感のなさというか

とても不思議です


正直、高校時代のわたしは、自分ではあまりいい時代ではないという認識がありました。

どこかのびのびできなかった。

自分らしく、いられなかった。

だけど、そう思っていたのは、どうやらわたし一人だったようです。

わたしの勝手な、非常に自意識の高い思い込みだったようです。

いろんなことを思い返してみれば

わたしは充分、高校時代を楽しんだのでした。

だからこそ、郷里での同窓会といわれて出席する気になったのでしょう。

くまきち(猫)をお留守番させてまで、松本まで行く気になったのでしょう。


小・中学時代は「のんぼ」、大学では「はいじ」、雑誌編集部では「のんちゃん」

少女小説家時代の友達からは「てんちゃん」、そして今は「ぷれこorぷれりん 」

わたしには、いつでもニックネームがあったのに

高校時代だけはニックネームがなかったなぁと思っていたのですが、

どうやら、わたしは「テンコ・テンコちゃん」と呼ばれていたようです。

いまごろ、気づくなよってハナシですが


先生方は当時、すでに大人だったせいか

それほどお変わりにならない印象でした。

お年は召されていましたが、でも、年齢差が変わらないせいか

違和感ゼロなのですね

これも不思議でした。

ただ、亡くなられた先生もいて、生徒のなかにも何人かいて

皆で黙祷をささげました。


自由・自治が伝統の学校でした。

いちばんビックリしたのは「スリッパ履くんだね」ということ

わたしたちの時代だって、本当は土足厳禁だったわけで

土足厳禁という木の札が廊下の隅っこにあったと思うのですが

みんな、土足OKだったわけです(笑)

先生は、そういえばスリッパでしたが、生徒の蛮行は黙認でした。

「だけど、俺はゲタだったから、ゲタはさすがに履き替えたよ」

と、某ゲームメーカーのHクンは言ってましたけどね


何年か前に大改修が行われ、レンガ造りで内部に桜材を使った(と思う)棟だけ残し

生徒の教室も体育館も図書館も建て直されてから

本当に土足厳禁になったんでしょう

わたしたちの時代は360人の生徒中、女子は90人前後で

圧倒的にイケメン(?)パラダイスだったわけですが

今では女子が4割強になり、女のコのほうが積極的だそうです。

今年の応援団団長は女子と聞いて、みんなで「へ~え」

創立130年の歴史を踏襲した応援スタイルは、黒マントに高下駄

ほら貝なんか吹いちゃうユニークなものです

それを女のコがやってるなんて、ぜひ一度、見てみたいものです。

わたしの講義を聞きにきたのも、女のコがほとんどでした。


こんなことなら、事前に打ち合わせをしておいて

女性2人でやればよかったと、後悔が残りましたよ

同窓生にイベントなどに女性を派遣する会社を起業してる人がいて

わたしより彼女のハナシのほうが

女のコの時代になった今の在学生には興味深かったかもしれません

それに彼女は、イベントで司会などもバンバンこなすので、

2人でやったらけっこう楽しめる講演になった違いないと思うのですね

わたしも聞くほうが得意だし(笑)


あとでそう言ったら「あ、そーよねーっ」と、同意してもらえたのですが

うーん、残念

まぁ、彼女はその後の祝賀会(要は飲み会)の司会をしたので

そんなにあれこれやってもらうわけにはいかなかったかもしれませんが……


個性派ぞろいだった生徒たちは

みんな、それぞれ個性的な人生を歩んできたようです。

「変わらない」と、言いつつも、それぞれの18歳の顔の上に「充実」の文字が浮かんで

現在の顔になっているようでした。


大宴会のあと、わたしたち帰郷組の一部は宴会場となった旅館で一泊

何人かは、そのままゴルフに行ったようです。

わたしは朝いち温泉のあとまっすぐ帰る予定でした。

駅まで送ってくれたのが、ワインのNクンでした。

Nクンとは、たぶん、高校時代一度も話したことがありません。

「クラスも違ったし、講座もいっしょになったことはなかったよね」

お互い、そんなふうに確認しあったのは、接点がなかったにも関わらず

同窓生として会うと、とても親しい気がするからです。

そこに距離がないのです。


聞けば彼は現在、私の実家のある塩尻の

志学館高校の先生になっていました。

高校で、生徒さんといっしょにこの記念ワインを作ったそうです。

もともと食品加工の科があって、以前はハムやソーセージなども作っていたはずで

文化祭のときに売り出すと大人気だったんですが

今ではワインのみだそうです。


「どうしてもワインを作ることになったの?」


わたしは彼に聞いてみました。たいして期待もせずに(笑)

意外な言葉が返ってきました。


「最初はフランス語を教えてたんですよ」


高校でフランス語を教える難しさもあって

もっと興味をもってもらえるようにと、フランス料理の勉強からはじめたそうです。

料理の話にからめて、フランス語を教えているうちに

ワインに興味が湧いてきて、いろいろ勉強するうちに

ソムリエの資格もとり、フランスの醸造家を訪ねたり……。

そして、今、生徒さんとワインを作っているのだとか。

もちろん、ブドウ栽培からはじめます。

今回のワインは2006年に収穫されたもの。

長く置いておくワインではなく、キリッと冷やしてサッサと飲むワインで

ブドウは、アメリカ産の種から作ったものだそうです。


「熟成させるなら、やっぱりヨーロッパの種なんだよねぇ」

「保存料は使うんですか?」

「うん。これはもう世界最古の保存料で、濃度も薄いし。

この程度の量なら口をあけた瞬間、揮発するんですよ。逆に全然、使わないと……」

「悪くなっちゃったらなんにもならないものねぇ」

同乗したほか2人の女性とNクンとで、そんな話を交わすのを聞いていると

目に美しい穂高連峰が飛び込んできました。

そのとき、ふと思ったんです。

みんな、豊かな人生、送ってるんだなぁ、と。

それは、刺激的な思いでした。


さて、わたしは?

隣の芝生、なのかもしれませんが


東京に戻って、同窓生が出したエッセイ集を読みました。

これがまた、いいんですね。

まっすぐにキモチが伝わるキモチのいい文章でした。

彼、Hクンは、かつてクラシック音楽の仕事をしていました。

でも、退職して今は北海道で先生をしています。

短編小説で賞をとり、その後、新聞などにエッセイを書き、

そのエッセイをまとめた『霖』 (リン? ながあめ?)を、

記念式典の出店で販売したのでした。

書店でも、注文すれば買えるようですよ(日本橋書房発行 発売元 株式会社 楽) 


ワイン発送のやりとりメールのなかで

地元の同窓生が、Hクンが新聞発表する予定の

今回の同窓会についてのエッセイ原稿を添付してくれました。

Hクン、シゴト、早いしっっ(笑)

北海道が拠点の彼が、今回の同窓会に出席できたいきさつが書いてありました。

たまたま帰省していて

ひとりで松本の居酒屋で飲んでいるとき

30周年の同窓会準備委員会のメンバーたちとバッタリ出会ったのだそうです。

それで、大同窓会を知り、今回も北海道から出席することになったとか。

そして、わたしもこの『霖』が読めたわけです。

サインもいただきました。


思いましたよ

学生時代からずーっとものを書く仕事をしてきたとはいえ

お金にするためのものだけを書いてきた人生だったわけです。

生活のための売文だったわけです。


わたし、これでいいの?


これじゃいかんと思ってはじめたブログだったはずなのに

いつのまにか、依頼された広告書いたりしているし(笑)


わたし、これでいいの?


そう思ったキモチを忘れないために

長いブログですが、書いておこうと思いました。


ただね

それから1週間の間に

くまきちをおいまわして写真をとり、

皆さんのところを訪問したりしているうちに

これでいいんじゃないの? などとも思ってきてしまっているわたしです。

楽しいことなら、続けましょう

書きたいから書く

バタバタ慌ててみたって、もうねぇ……

人生を楽しんでナンボ、じゃないかと

ここまでキチッと自分自身を確認してから、講演すればよかったなぁとも思いました。

そしたら、もっと堂々と自信をもって話せたでしょう。

小学校から中、高までずっと一緒だったTクンに言われたんですよね

「自信をもって、わたしはこうですって喋ったら、それでいいんだよ」って。


アメブロでブログをはじめて、27日で3周年です。

フライングクイズをちょいと早めにやっちゃったので(笑)

特別なイベントは考えていません

紆余曲折は、これからもしそうですが

それが、わたしなんだと諦めて、というより認めて

これからも書いていきます。




ファイブスタイル ブログランキング ←皆さんの応援のおかげで

今日はペット(猫)で2位アップ 総合で8位アップでしたっ



PS くまきちより業務連絡


フライングクイズ当選者の皆さんへのアメーバーカフェコースター

今日、送ったからね


コースター検品中  コースター発送中
クンクン…くまきち検品中            まったくぷれこは作業遅いなぁ      

ボク、ちょっと舐めちゃったのあるけど

ボクの匂いがついてたらゴメンネ


しかし……さ

昨日の記事でボクと千代ちゃん、すっかりエロ猫になってない?

もしかして、エロ大臣に決定か叫び