必見！家庭用オーブンの謎に迫ります！

3月レッスン「外巻きロールケーキ」のつくれぽありがとうございます！

今日はお悩みの多い「家庭用オーブン」の種類や特性について解説したいと思います。

オンラインレッスンは定額制！当日に参加しなくてOK！動画とレシピをお送りします。オンラインQ＆Aはこちら。

【４月のオンラインレッスン】

■時間　13時30分から約1時間

○レギュラーコース

（月額1,890円で２メニュー）

4/16(金) いちご大福

4/30(金) カンノーリ

○ベーシックコース

（月額980円で２メニュー）

4/9(金)　いちごパンナコッタ

4/23(金) 抹茶マフィン（ホワイトチョコ＆あんこチーズ）

こんにちは。

お菓子教室プレシュよしみななえです。

割れちゃう！

はがれちゃう！

上手く巻けない！

ロールケーキは

お悩みが多いですよね。

現在インスタグラムでは

毎日違うロールケーキを焼くという

30日チャレンジを続けています！

是非ご覧くださいね↓

https://www.instagram.com/nanae.yoshimi_precieux413/

先月のロールケーキレッスンでお伝えしたのは、

全く同じ材料で作っても、

混ぜるタイミングや回数で

生地の仕上がりが変わると言うこと。

キメの細かさは言うまでもありませんが、

メレンゲの状態、

粉が混ぜたりない、

生地が繋がっていないことも

完成に影響します。

つくれぽでは、

この点をクリアされた方は多かったのですが、

仕上げのオーブン。

ここで割れてしまった方が

2名いらっしゃいました。

こちらの生地、

真ん中に濃い焼き目がついているのが見えますか？

この焼き色が原因で、

巻いた時に割れてしまったようです。

しっかりと庫内温度計を使い、

レシピと同じ温度で焼成。

上火の当たり方が強いオーブンなので、

指定時間より3分早く出されました。

それでも割れてしまった、、、。

生地が繋がっていないのかな？と

断面を見せていただいたところ、

しっかりきめ細かく仕上がっていました。

これは、明らかにオーブンが原因です。

こちらは別の生徒さま。

表面にプツプツが見えるので、

若干繋がっていないものの、

やはり上火が強く割れてしまったパターンです。

このお二人に共通しているのは、

TOSHIBA石窯シリーズという

教室でも使用しているオーブンですが、

中でも同じ特徴があるオーブンでした。

まず、電気オーブンの特徴の大前提。

以前から何度もお伝えしているように

予熱完了の温度と、庫内の温度はかなり違います。

ちょっと見えにくいのですが笑

230度で予熱完了した時に、

庫内温度計は「180度」を指していました。

これはオーブンの種類によるのですが、

置き型の電気オーブンに関しては、

ほとんど、このくらい差があると思って良いです。

この後、10分くらい空運転をすると

指定温度近くまで上がることはありますが、

教室で使っているオーブンのうち2つだけは、

どんなに長く空運転をしても、

表示の温度より10度低いところまでしか上がりません。

そのため、この2つのオーブンだけは、

設定を１０度から２０度上げて使っています。

その他のオーブンは指定温度まで上がります。

という事は、同じメーカーのオーブンでも、

型式、スペックによって

温度の上がり方が異なるという事です。

これが、予熱完了の合図で入れても上手く焼けない理由です。

焼成が10分ちょっとのケーキなら、なおさらです。

さて、温度の話以外にも、

オーブンの熱源、熱伝導には、かなり差があります。

TOSHIBAさんにお問い合わせし、

掲載も許可していただきましたので、ご紹介しますね。

まず、置き型の家庭用電気オーブンは大きく分けて

●コンベクション
●ヒーター式
●ガラス管ヒーターむき出し

があります。

コンベクションオーブンは、
上下や背部に埋め込まれたヒーターで温めた熱を
庫内にあるファンで熱風を循環させて
ムラなく温度を上げます。

熱風循環、対流式とも呼ばれます。

教室で使っているもので、背面にファンが見えます。

次に、ヒーター式です。

コンベクションと同じように
ヒーターを使って温めるものの
ファンを使わないので、

コンベクションと比較すると
一部に熱が集中するように焼けます。

埋め込み式のヒーターは、
上部も下部も全面がヒーターになっています。
埋め込まれているので目視はできません。

そして、ヒーターとは、

●ガラス管むき出しタイプ
●埋め込み式

に分かれ、

むき出しタイプの物は
庫内の上部にガラス管が目視できます。
トースターに似ています。

こちらはPanasonicさんのビストロ。

主に庫内の小さなオーブンで見られるタイプです。

このように上部にガラス管ヒーターがついていると、、、

こんな風に一部だけが焦げてしまうんです。

庫内温度を測って、3分早く出してもコレ。

こんな時は工夫が必要です。

こちらの生徒さまは、

上火が強いオーブンとご認識がありますので、

普段から丸型ジェノワーズは160度

シフォンを焼く時はオーブン天板を使わずに

底面に直接置いて焼かれています。

そして今回も工夫してくださり、、、

２度目で綺麗に完成！！！

綺麗に焼くことができました。

庫内温度計を使っても

熱源や熱伝導によって焼け方が異なる。

イメージは伝わりましたか？

また、

うちはコンベクションだから問題ないでーす！

という方。

実はコンベクションにも落とし穴があります。

ファンは庫内の温度を均一に保つためにありますが、

このファンのせいで、

スフレチーズケーキなどが割れてしまう原因になります。

石窯ドームは特にファンが強いと言われているので、

風を遮る工夫が必要で、

皆さま試行錯誤しながら作っています。

ファンによる表面の乾燥も大きな特徴です。

逆に、上部ヒーターが強いオーブンは

バスクチーズケーキが得意。

上を焦がして、中はトロトロ。

そんな風に仕上げられます。

このオーブンが絶対！という訳ではないんです。

さて、ロールケーキは細かいコツがたくさんありますが、

一度覚えてしまえば、簡単に作ることができるケーキです。

レッスンでは、細かな動きから解説。

そうやって、ルールを守って焼いてくだされば、

こんな「つくれぽ」のような

綺麗なケーキが完成します。

ちゃんと作っているのに、いつも焼けすぎちゃう、、、

そんなお悩みがある方、

一度、ご自宅のオーブンの特徴を調べてみてください。

同じメーカー、同じシリーズでも

型によって熱の伝わり方は変わるんです。

（ここが金額差です。）

とは言え、こちらの生徒さまのように、工夫をすれば
しっかりと綺麗に焼くことができるので、
落ち込む必要はありません。

アルミホイル以外にも
工夫できる方法はいくらでもあります！

どうか諦めないでご相談くださいね♪

キッチンスペースの問題や収納の関係で、
大きなオーブンを置けない方はたくさんいます。

先日はウィークエンドシトロンを
トースターで挑戦してくださった方もいました。

ガスオーブンがベストで
電気オーブンはイマイチとか、

海外製のファンがオンオフできるのが最高とか、

そんなことはありません。

もちろん色んなオーブンが買えるなら、それはベストですが、

忘れて欲しくないのは、

どんなオーブンでも大丈夫！ということ。

縁あっておうちに迎えたオーブンと
仲良く過ごしていきましょう♪

ロールケーキの動画は

こちらからどうぞ！！！

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