たまたま偶然、電車の中で知り合いの役者さんに会った。

彼は、多分誰もがテレビや映画で観た事のあるだろう役者さん。
名前はわからなくても顔ぐらいだったら知ってる人がいっぱいいるんだろう、そんな人。

下北沢で芝居を観て飲んできた帰りだそーで、若干よっぱらだいだった。

「最近、どーしてるんだ??」
なんて聞かれて、Prayers Studioの事をちょろっと話した。

「いいなあ~~~~」
っとすごく大きな声で感動された。

「俺も、今、◎◎と、劇団つくるかって話をして来た所だったんだよ~」
だそーだ。
ちなみに、◎◎さんも、有名な俳優さんで、たまに演出もしてる人。

そんな二人が今さら(というも失礼だが)劇団!?と聞くと

「劇団でもつくらなきゃ、自分のやりたい芝居なんかできねーからよー」

だそーだ。
若手で、この役者さんがやってる仕事をもらえるんだったら死んでもいい!という人もいるだろう。
それぐらい、この人がやってる仕事ときたら有名な監督やら、番組やらで、しかも美味しい良い役で、目立ってて…

それでも、やりたい芝居なんかじゃないんだ…

なんか、超衝撃的でした。

それに比べりゃ、私は幸せだなあと思った。

本当にやりたいことがわかってて、ソレに向かって邁進してて、ソレを求める仲間がこんだけ側にいて、やりたいことやれる場所があって。。。

後は、お金か。

いや、お金も困っちゃあいないのだ、食べていけてるし。

「でも、劇団ってほんと大変ですよ」
って言ったら、
「だよなあ」
と遠い目をしていらっしゃった。

わあ、私しあわせって思った。

                      ありか